気づいたら囲まれてた。 (ページ42)

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バスケ部アセンブリ 5 ページ42

フ「…あは、イタチザメちゃんすげーね」

「…まあボール取るだけでしたし、手加減もしてもらいましたから」

フ「ねえねえ、バスケ部入っちゃいなよ～」

「うーん…もうちょい考えます」

フ「ちぇっ」

エ「は、はー…死ぬかと思った」

ジャ「そっちも終わったみたいだな。」

カニちゃんとウミヘビくん先輩がこっちに来た。
どうやら試合が終わったらしい。死ぬほど息が切れてるカニちゃんと、汗は流しつつも息は整ってるウミヘビくん先輩が対照的だ。

フ「次どうしよっかぁ」

「…普通にシュート練習とかでいいのでは」

フ「つまんないから却下」

「oh…」

ジャ「試合をするにしても、初心者じゃ無理だろうな」

ええ…。シュート練習じゃだめなの？何で？俺初心者。ついでに言えば陸歴一年目だぞ。
もっと労れ。

エ「1on1とかでいーんじゃね？」

ジャ「…それでいいか。エース、相手してやれ」

フ「は～？何でオレじゃないの？」

ジャ「一年生で初心者にお前の相手は無理だろう！考えろ！」

フ「ちぇっ」

エ「オレは別にいいけど、Aは体力的に平気なのか？」

「まあ…うーん…少しだけなら」

そういう訳でやる事になった。
カニちゃんほど体力あるかな俺。そんなことを考えながら、コートに入る。
五点先取した方が勝ちというルールでやるらしいが、勝てる気がしねぇぞ。ぜってーむりだろ。

結論から言おう、負けました。そらそうだわな。

エ「A、お前やっぱバスケ部入るべきだって」

フ「さいのーあんじゃね？」

ジャ「…いきなりスリーポイントを決めるんだ、才能はあるだろうな」

「…腹減った」

あーまずいまずい。
今すぐ色んなもの食べないと。三人の言葉を無視して、俺はアタリメを頬張れるだけ頬張った。
三人はやいのやいの言っていたが、入部は丁重にお断りして寮に帰った。

…あぁ、お腹がすいた。