検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:201,837 hit

42 ページ46

銃兎さんは「もう一回」と言うと、

それを合図に私は目を閉じた




さっきより強く、唇が押し当てられ、



指先だけの感覚だけで銃兎さんの首に腕を絡める




肺が酸素を求め、薄ら口を開く


一瞬だけ吸い込むと、銃兎さんはその僅かな隙間を狙い、

ぬるっとした暖かいそれをねじ込んできた






『…っ……』



私の舌に絡まってきて、煙草の苦さが口内に広がる




説明するまでもないが、脳内ではファーストキスの次のキスで

ディープキスがされたととんでも無くどうでも良い信号が出される



初めての感覚に頭がクラクラする




銃兎さんは私と違って女性経験があって、


私みたいに、大人な行為の全部が全部初めてじゃない






下が絡まり合いながら、唇はHit数を増やしていく





銃兎さんの指が、うなじを通り私の頭を支えたと思うと

同時に腰にも手が回っており、ゆっくりと体を起こされ、


抱きしめられた状態でキスは続行される






なんでこんなにも器用なんですか

経験??

こちらはキスだけで精一杯なのに?



その優しい手で一体何人の女性を抱きましたか

私は何番目の女ですか




考えてはいけない事だとすぐ判断し、
瞼をギュッ瞑りかき消すかのように頭から離す




離された口からヨダレが垂れ、
銃兎さんの指が拭った





銃兎「A大丈夫だったか」

『初めてが銃兎さんで安心しました』



そう言うと、銃兎さんは「冗談じゃなかったのか」と笑う



『初めてですよ、全部。

言ったじゃないですか、男性経験無いって』





銃兎さんは考えたような素振りをみせ、

私見つめ質問を繰り出す



銃兎「保護した、されたという関係じゃ無くしたい。と言ったら」

『…正式な交際許可ですか』

銃兎「まぁ固くいえばそうだが……」

『良いですよ』

銃兎「は」



気の抜けた声に私は付け足す

『銃兎さんとお付き合いしたいです。と言いました』


銃兎さんは脱力したように私にもたれ、抱き締める




銃兎「絶対大切にするからな」




銃兎さんの体温を感じながら、


『ありがとうございます』




と返事をした

43→←41



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (119 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
354人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

赤憑 和(プロフ) - りんごタルトさん» ありがとうございます!落ち着いたらまた更新を再開しますので、これからも応援宜しく御願いします!!m(*_ _)m (2019年1月6日 20時) (レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)
赤憑 和(プロフ) - 黒芭さん» ありがとうございます!!先輩だ〜!!頑張ります!! (2019年1月6日 20時) (レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)
りんごタルト - 素敵な作品をありがとうございます。いつも、楽しみにしています。作品の続きも気になりますが、進路を第一に優先し、お体に気をつけてください、応援しています。 (2019年1月6日 16時) (レス) id: 03cc37cc4d (このIDを非表示/違反報告)
黒芭(プロフ) - 私は実技試験がデッサンでしたが平面は得意じゃなく立体にできませんでしたが、そんな私でも一年前に合格したので赤憑さんなら大丈夫ですよ! 受験頑張ってください!更新楽しみにしてます(*´∀`) (2019年1月6日 16時) (レス) id: 7a66c03551 (このIDを非表示/違反報告)
赤憑 和(プロフ) - Kuonさん» わぁ!コメントありがとうございます!!同士ですね!!ありがとうございます!!両者共々頑張ります…!!!((。´・ω・)。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤憑 和 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年12月25日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。