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Aside
私は一度城戸さんの所へ戻り一通りの報告をしてから城戸さんの命令で三輪隊と共にラッドというイレギュラーゲートの原因であるネイバーの駆除にあたった。
「うへぇまだいんのかよコイツら」
隣米屋の愚痴を横目に黙々と作業にあたる。
すると米屋は私の肩に腕を回して体重を乗せてきた。
「倉元〜これ終わったらランク戦しねぇ？
今弾バカ遠征でいなくて相手いねぇからさ！」
「やだ」
そう短く返事をして米屋の腕を払い除ける。
「徹夜明けになんで米屋に付き合わなきゃいけないわけ」
ちぇつれねーな、なんて言いながら米屋は近くにいたラッド槍で刺した
「でお前、なんでそんなにピリピリしてるわけ？」
米屋は槍に顎を乗せながらこっちを見てくる
「...別にしてない」
「あ、分かった、
どうせ迅さんに頼りにして貰えなくて拗ねてんだろ、噂じゃ今回の手柄どっかのＣ級の子らしいんだろ？そいつに嫉妬してんだ、いてっ」
米屋が言い終わる前に足を思いっきり踏みつけた。
トリオン体だから痛いわけない癖に
でも米屋の言ってることは大体合ってる
迅さんはよく頼りにしてると言うけど実際は全部迅さんがやって私は何もしないで終わる。
それが嫌ででも自分は城戸司令直属の隊員
城戸さんに命令されれば簡単に迅さんの敵になる。
それは今回だってそうだ...
「お前は城戸司令直属の隊員だろう
それなのに迅に頼りにされたいだと？お前いつもんそんな事考えながら城戸司令の命令に従ってたのか」
考え込んで止まっていた私の意識を引き戻したのは米屋の隣で黙々と仕事をしていた三輪の声だった。
「余計な事を考えて任務を遂行するくらいなら辞めろ、それで失敗でもしたらどうするつもりだ」
「...は？」
こいつにだけは言われたくない事を言われて流石に黙ってられるわけが無い
「任務に私情挟んでる奴に言われたくないないんだけど...三輪はただ迅さんや玉狛が気に食わないだけでしょ」
「...なんだと」
「ちょいちょい俺挟んで喧嘩はやめてくんね
秀次も倉元にあんまちょっかい出すなよ〜」
三輪と睨み合っていた視界を米屋が遮りながら言った。
昔から三輪とは合わないとゆうか嫌いだ
ちょうど目に見える範囲にラッドがいなくなった所で通信から迅さんの声が聞こえ終わったことが伝えられた。
イライラが収まるわけもなく三輪とかおを合わせないよう私は先に本部に戻った。
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作者名：高杉 | 作成日時：2018年6月14日 20時
