7話。 ページ9
他の皆も起きてきて、母さんが朝ごはんを運んできた。
同時に皆は机の周りに座っていく。
それを見て、僕も机の側に近寄…ろうとした。
「ッ…!?」
足を踏み入れた途端、急に視界がグニャッ、とねじ曲がった。
目の前の色んなものが曲がって見える。
それだけでも辛いのに、更に頭痛と吐き気が込み上げてきた。
こんな事は初めてで、あまりの辛さに僕は片手を口に当ててしゃがんでしまった。
「ど、どうしたの十四松兄さん!?」
「もしかして気持ち悪いのか!?」
それと同時に皆が心配して僕の近くに駆け寄ってくる。
「…うッ……ハア…ハッ…ア…ゲホッ……。」
頭がズキズキしてとても痛い。
それなのに吐き気まであったら、もう辛すぎて仕方がない。
口に当てている手の力を強めて、吐きそうなのを必死に堪える。
だけど吐き気は収まらないし、頭もずっとズキズキしている。
…収まれ、収まれ…!!!
そう心の中で唱えていると、ふいに僕と似た声が聞こえた。
これでゆっくり話せるね。…また夢の中で会おう…。
その声を聞いた瞬間吐き気と頭痛がまるで無かったかのように収まり、その代わりとんでもない眠気が襲ってきた。
瞼は徐々に閉じていき、視界が真っ暗になった途端足がフラついて、体が横に倒れた。
__最後に聞こえたのは、皆の慌てたような声だった。
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今日は入学式準備でした。
掃除は大変でしたが結構楽しかったです。
それと、後で友達と遊びます。
楽しみです。
2016.4.6
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なゆる(プロフ) - ぼっちさん» 原作でも実際に十四松こんな風に闇抱えてそうですもんね。 (2016年9月5日 23時) (レス) id: 1b43d596bb (このIDを非表示/違反報告)
ぼっち - こっちが本家みたいになってきました (2016年9月5日 17時) (レス) id: 0e46e7e484 (このIDを非表示/違反報告)
◇ Nana ◇(プロフ) - まやまやさん» コメントありがとうございます!これからも頑張るので応援よろしくお願いします…!!(*´▽`*) (2016年7月6日 21時) (レス) id: 1b43d596bb (このIDを非表示/違反報告)
まやまや(プロフ) - すごくいい小説です!こんな感じの十四松の小説好きです!!これからも応援していますので、頑張ってください(*^▽^*) (2016年7月3日 22時) (レス) id: 19ef69a05b (このIDを非表示/違反報告)
◇ Nana ◇(プロフ) - 銀白さん» こちらこそわざわざコメントありがとうございます!^^ (2016年6月26日 16時) (レス) id: 1b43d596bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:◇ Nana ◇ | 作成日時:2016年3月26日 13時