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ASide
時は進んで、明日はGW最終日
既読はついたものの、研ちゃんからLINEの返信はなく
私は何かあったのかと心配になってきた
ジャージに着替え、ケータイをポッケにしまい更衣室を後にする
「何か心配事?大丈夫?」
心配そうに聞いてくれるさくらちゃんに思い切って相談をしてみた
心配だから連絡したほうがいいのかな、と言おうとした瞬間ポッケの中のケータイが振動した
着信、"研ちゃん"
画面をさくらちゃんに見せると、先に行ってるねと体育館に行ってしまった
振り返ってこっちにガッツポーズしてる
え、何を頑張ろう?と思いながら電話に出る
「...も、もしもし。研ちゃん?」
『...あ、うん。俺だけど。』
「うん。良かった。何かあったのかと思っちゃった」
『ごめん。ちょっとびっくりさせたくて』
え、何を?と聞こうとした時
『俺、今宮城に来てる』
え?ここに研ちゃんがいる?
「な、なんで...?」
『練習試合でちょっと...。午後から空いてるんでしょ?会いに来てよ』
「え、うん。あいたい。あう!」
『場所とかまた連絡入れとく。そろそろ部活始まるでしょ。じゃあまた後でね』
ブチっと通話が切れる音がした
電話が切れても私は耳からケータイが離せないくらい
私はびっくりと嬉しさとでいっぱいだった
ーーーーー
その頃の体育館
「おはよう宮野ちゃん☆Aちゃんは一緒じゃないの?」
「おはようございます!Aちゃん、今電話してて」
「え‼朝から電話⁇誰と⁇」
「"研ちゃん"です!」
「は?!"ケンちゃん"?!」
「花巻、誰だそいつ」
「前の学校の仲よかった男子...」
「なんか今日の午後の予定を聞かれてて、練習終わったら会うんじゃないですかね?」
「え、でも東京のやつ...は?!東京から来てるってことか?!」
「ちょっとマッキー‼及川さん気になって練習身が入らない気がする‼」
「尾行しましょう!!」
「矢巾まで...」
「俺もしたいです!」
「国見!お前もか!」
「宮野ちゃんも行くの?みんな行く気満々ぽいけど」
「あ、私は堂々とついてこうかなと思ってます!」
「「「「「え!!」」」」」
体育館の中がこんなに賑やかなのを
Aは知らない
ーーーーー
続編に行きたいと思います
ゆっくり更新ですが、
読んでくださってる方がいて嬉しいです
感謝です
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作者名:naa5 | 作成日時:2018年7月12日 19時