Primula.１８ ページ18
コツ、コツ…
静まり返った部屋の中に足音が響き、松田が五・六歩進んだ
その時ー…
A「危ない！ガラスが割れて頭上に降り注ぎます！！」
松「うわああああっ！！？………って、あれ？」
松田は頭を抱え悲鳴を上げながら床に踞ったが暫く経っても何の衝撃も痛みもこず、きょとんとした顔で周りを見渡した
夜「エトワル、君は一体何がしたいんだ？」
どこか呆れたような目をしながら、夜神はAに訊ねる
A「今のは嘘でしたけど、もし、本当だったらどうしますか？」
夜「は？」
A「松田さんは普通に歩いていただけなのに突然、上からガラスの雨が降り注いで怪我して入院することになったらどう思います？」
松「そりゃ、何でこんな目にって思いますよ！だって普通に歩いていただけですよ！？」
床に座り込んでいた松田は若干、キレ気味に叫んだ
夜「うむ。それに、事前に分かっていれば松田はそこを歩かないし、私も松田を歩かせは………！」
Aが何を伝えたかったのか分かった夜神たちは目を見開き、やがて緊張からの冷や汗を流した
A「見えるのが自分に関わりのある人だけというのは正直すごく悔しいです。それでも、救える命があるなら救いたい。理不尽に奪われていい命なんて一つもない」
竜「……」ｽﾞｽﾞｯ
声を震わせながら話すAを、竜崎は紅茶を飲みながら横目でじっと見つめる
A「分かっている未来があるなら、前もって対策さえしておけば回避出来るんです。信じられないという気持ちは分かります…それでも、私は夜神局長さんと宇生田さんを死の未来から助けたい。どうかお願いです｡二人のために…夜神局長さんと宇生田さんの尊い命を守るために、私に力をかしてください。お願いします」
そう言って深々と頭をさげたAを見て、なんとなく苦しいような気持ちが全員の胸を襲った
そしてー…
夜「エトワル…ありがとう」
夜神局長の声が、静かな空間に響き渡る
A「夜神局長さん…」
夜「私と宇生田のために、本当にありがとう」
宇生田の目には涙が浮かび、夜神局長は誰もが安心するような力強い笑みを浮かべていた
夜「宇生田は私の大事な部下だ。私には大切な家族がいる。何より、キラを逮捕出来ないまま無念の死を遂げるわけにはいかない。どうすれば助かるのか教えてほしい」
(私たちの命を君に預けよう)
(───エトワル。我々は君を信じる)
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やつはし(プロフ) - 抹茶もちさん» こんばんは！承知しました！返信ありがとうございます🙏 (4月10日 21時) (
レス) id: 90b075e8f4 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶もち(プロフ) - やつはしさん» こんばんは！こちらの小説の続編はまだ作成途中なので公開はしていないんです💦申し訳ありません🙏 (4月8日 21時) (レス) id: 12ad717176 (このIDを非表示/違反報告)
やつはし(プロフ) - 急な連絡失礼します！この小説の続編のパスワードを教えていただきたいです。初めてパスワードを聞くので，ご無礼があったら申し訳ないです😭 (4月8日 0時) (レス) @page50 id: 90b075e8f4 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶もち(プロフ) - 雪姫さん» お返事遅くなって申し訳ありません🙏💦💦コメントありがとうございます！なるべく早く続きを更新できるよう頑張ります✨ (2021年11月5日 16時) (レス) id: 4481fd6e11 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2021年11月3日 16時) (レス) @page49 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶もち | 作成日時：2020年9月15日 16時
