Primula.１６ ページ16
竜「紹介します
彼女の名は“ エトワル ”です」
竜崎に軽く背中を叩かれ、Aはペコッと捜査官の皆に頭を下げた
A「初めまして、エトワルです。よろしくお願いします」
捜査官は口を開けてAを凝視する
「竜崎……その女性が……？」
竜「はい。彼女が私のキラ捜査に協力してくださっている方です。夜神さん」
「あ、明らかに竜崎よりも若いですよね…何歳ですか…？」
竜「女性に年齢を聞くのは失礼ですよ、松田さん」
A「………」
竜崎に“ 夜神 ”と“ 松田 ”と呼ばれた男性が一緒になってAを凝視する
竜「エトワル。向かって右から順番に夜神局長、松田さん、模木さん、宇生田さん、相沢さんです」
竜崎により紹介された彼等は呆然とした様子で頭を下げた
＊＊＊
夜「竜崎。確かに我々より遥かに若いその子はキラに狙われそうだが…一体彼女は何者なんです？」
竜崎は一度だけ頭をボリッとかいて空いていたイスに座る
竜「彼女は普通の人間には持っていない特殊な能力を持っています」
松「特殊な能力？」
相「どういうことだ？」
困惑する捜査官たちに彼は続ける
竜「『先見の明』です」
夜「先見の明…事が起こる前にそれを見抜く見識のことだな」
竜「はい。しかし、エトワルの持つ先見の明は特化していて事が起こる前にそれを見抜く判断力と確実な未来を予測することが出来ます」
夜「未来を予測……？」
竜「彼女が関わる人たちの中で特に回避しなければならない出来事が起こる人の未来を見ることが出来ます」
ザワッ
その言葉に驚愕し、捜査官はAを凝視する
宇「本当にそんな事が出来るんですか？」
宇生田の漏らした言葉に、竜崎はAに視線を向ける
A「はい。…宇生田さん、夜神局長さん」
宇 夜「「！！？」」
名前を呼ばれた二人は思わず後退る
A「先ほど竜崎が説明したように私が見る未来は、その人にこれから起こる出来事で回避しなければならない未来です」
夜「………今さら何を言われても驚きはしない。どんな未来が見えた？」
Aの真剣な瞳を見て、夜神は大丈夫の意を込めて頷いた
A「───『死』の未来」
ガツンと頭を殴られたような衝撃が、捜査官を襲う
A「このキラ事件で、宇生田さんと夜神局長さんは命を落とします」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やつはし(プロフ) - 抹茶もちさん» こんばんは！承知しました！返信ありがとうございます🙏 (4月10日 21時) (
レス) id: 90b075e8f4 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶もち(プロフ) - やつはしさん» こんばんは！こちらの小説の続編はまだ作成途中なので公開はしていないんです💦申し訳ありません🙏 (4月8日 21時) (レス) id: 12ad717176 (このIDを非表示/違反報告)
やつはし(プロフ) - 急な連絡失礼します！この小説の続編のパスワードを教えていただきたいです。初めてパスワードを聞くので，ご無礼があったら申し訳ないです😭 (4月8日 0時) (レス) @page50 id: 90b075e8f4 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶もち(プロフ) - 雪姫さん» お返事遅くなって申し訳ありません🙏💦💦コメントありがとうございます！なるべく早く続きを更新できるよう頑張ります✨ (2021年11月5日 16時) (レス) id: 4481fd6e11 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2021年11月3日 16時) (レス) @page49 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：抹茶もち | 作成日時：2020年9月15日 16時
