検索窓
今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:17,522 hit

15,『一人前の絵師になるまでお前に付いて離れねェ!』(イッスン) ページ15

〜イッスンside〜


アマ公が岩を真っ二つに斬った。



イ)す…すげェ!!…その鋭ェ筆運び、オイラの遠く及ぶところじゃねェや。
その思い上がりも甚だしいたァこの事だぜェ。
……、なぁ毛むくじゃらァ。



ア)毛むくじゃら言うな。



イ)…いや、アマ公。
オイラ決めたぜェ!お前は十三の筆業を使いこなしたあの白野威の生まれ変わりだろォ?
…オイラぁその筆業を全部盗んで一人前の絵師になるまでお前に付いて離れねェ!




鬼)盗みをしたら地獄行きですよ。




イ)そういう意味じゃねェよ!




ア)…離れないねェ……。




アマ公は狼の姿になりブルブルと体を震わせたが、オイラはそう簡単に離れるほどやわじゃないぜェ!




イ)ヘッヘ、無駄無駄ァ!オイラは一度しがみついたら何をされても絶対離れねェのよォ!




ア)………、…まぁいいや。




イ)それよりアマ公!その〈一閃〉がありゃサクヤの姉ちゃんが言ってた〈アレ〉を切り落とせるんじゃねェか?




鬼)〈アレ〉って何ですか?




ア)そういやお前あの時居なかったもんな。




イ)さァ戻ろうぜェ、名残惜しいけどまずは村だァ!




そして出口を塞いでいた木の門を一閃で切り落とし、洞窟を出た。




ア)良し、さっさと帰るぞ。あ、鬼灯落ないよう気をつけてよ。




そう言うと狼の姿になり鬼灯を無理やり乗せた。




鬼)…え?ちょっ…うわっ!




猛ダッシュ←




鬼)アマテラスさん、降ろしてください!!




ア)……………。




鬼)…聞いてますか?




イ)今話しかけても無駄だぜェ、鬼灯ィ。




鬼)何でですか?




イ)アマ公、今狼だから喋れないんだよォ…。




鬼)…………(←察した




だがしばらく進むとアマ公は急に立ち止まった。




嫌な妖気を放つ壁に囲まれ遮られたからだ。





そこに現れたのは


〈緑天邪鬼〉


だった。

16,『こんな神聖の場所にまでやって来るなんて……。』(アマテラス)→←14,『まぁいっかァ…。』(アマテラス)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.6/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:大神 , 鬼灯の冷徹
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:迦楼羅炎 x他1人 | 作成日時:2015年4月3日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。