#92 ページ15
in ポートマフィア
中原side
部屋に向かう最中芥川に会った。
俺を見て軽く頭を下げ、
そして何やら同じ方向へと歩いていく。
やけに静かな廊下に
コツコツと足音だけが響く。
ふと、思うことがあった。
中｢お前ももしかして...｣
芥｢はい。首領に呼ばれました｣
...と、なると
単なる"お願いごと"ではなさそうだ。
中｢すっげェ厭な予感がすんだけど｣
芥｢...
しかし、雇われの身。｣
タン、と首領室のドアへ向く。
芥｢仕事ですから｣
中｢ッハハ、そうだな｣
ドアの先の光景が思い浮かび
ズンッと肩が重くなる。
芥川がドアに手をかけた。
エ｢いやって言ってるじゃない！｣
森｢酷いよエリスちゃん〜｣
エ｢リンタロウきもい！！｣
......はあ。自然とため息がでる。
芥川が咳ばらいをした。
...否、いつもの咳かもしれない。
一瞬、ばつが悪そうな顔をしたからだ。
ピタとふたりの動きが止まり、
エ｢ちゅーや！！｣
ひとりは嬉しそうに駆け寄ってきてくれる。
最も、せめて服くらい着てほしい...
俺が困惑していると
首領が真面目なトーンで言った。
森｢エリスちゃん。
大事な話をするからこっちへおいで。
中原くん、芥川くんにも....｣
一通り状況を話し終えたあと
森｢...どうだい？
悪くない話だとは思うんだけどね｣
医者として、Aの異能力が欲しい首領。
俺は太宰へ、芥川は中島敦への嫌悪感。
中｢これを成し遂げれば一石二鳥、
いや、一石三鳥という訳ですね｣
森｢そうだよ。どうだい？芥川くんは｣
芥｢僕は...ご命令とあらば何でも｣
森｢ま、そうだよね。
結局のところこれは首領命令だから
拒否権っていうのは考えてなかったけど｣
完全に三者三様な個人的目的を果たすための任務。
中｢命令でなくてもやるに決まってます｣
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中木寸(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます！大変励みになります。よければ最後までお付き合いくださいヾ(*´∀｀*)ﾉ (2018年5月4日 19時) (
レス) id: f9edf98cd8 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - すごいみなさんキャラの口調等が上手ですね！最初から読ませてもらっていますが流石ですね。これからも応援しています！頑張ってください！ (2018年5月4日 18時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
中木寸(プロフ) - 碧唯さん» コメありがとうございます。もしかして一気にですか？！それは嬉しい限りです(*’▽’) これからもよろしくお願いします♪ (2018年1月15日 14時) (レス) id: f9edf98cd8 (このIDを非表示/違反報告)
碧唯(プロフ) - 最初から読みました！面白かったです！！頑張って下さい(・ω・ ) (2018年1月14日 23時) (レス) id: 55280dc4c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中木寸&沙奈 x他1人 | 作成日時：2018年1月13日 21時
