中島敦(2) ページ29
...お分かりいただけただろうか。
多分.....多分、
分かりませんだなんて
言った暁には僕の命はない。
...僕の野生の本能が
警告音と共にそう告げてる。
『...まさかここまで言われても気づいてないの?』
あぁ、その殺気さえ
隠してくれれば可愛いんだけども...。
中「髪切ったんでしょ?
....分かってるって」
『正直に言うと?』
Aさんが天使のような
柔らかい微笑みを向けてくれた。
僕はそれに誘われ
泣きそうになりながら言った。
中「...分かりません(泣」
こいつは天使の仮面を被った悪魔だっ!!
こういうときのAさんは
僕あんまり好きじゃないんだけどな...
・・・
Aside
あー...ちょっとイジめ過ぎちゃったかな?
流石我が社の東西ヘタレコンビに
位置づくだけある。
...私はひとりで納得しながら
敦くんに迫る。
『もっとよく見て!さっきから視線が
微妙に私の斜め後ろを行ってる!!』
ずいっと敦くんに近づく。
視線が重なった瞬間、
今いるのがソファーの上なのを良いことに
私は敦くんをとんと押した。
中「うわぁ?!」
そのまま後ろに倒れた敦くんと平行に
私も彼の上へ倒れ込んで
一瞬だけ
....一瞬だけ唇を奪った。
・・・
敦side
中「なっ.....にして...///」
急な一連の出来事に頭が追いつかない。
Aは僕の上で屈託なくにこっと笑って
『なんてね、嘘だよ!
髪なんて切ってない!』
...僕を気遣かってくれた訳ではなさそうだ。
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中木寸(プロフ) - テテボムスさん» はわわ...!!ありがとうございます(コメいただくと舞い上がるタイプの私...笑) これからもよろしくお願いします♪ (2017年3月17日 22時) (レス) id: f9edf98cd8 (このIDを非表示/違反報告)
テテボムス(プロフ) - 5弾まで来ましたね!!すごいです!私この作品大好きなので私まで嬉しいですよ!!これからも応援してます!頑張って下さいね!! (2017年3月17日 22時) (レス) id: 655034698a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中木寸&沙奈 x他1人 | 作成日時:2017年3月17日 21時