始まりはここから ページ17
有が呼ばれて行ってしまい私はひとり悲しく冷たい水と格闘していた
｢春だよ！？四月だよ！？水冷たすぎじゃない！？実は今、二月か一月なのかな！？水道のお水凍ってたのかな！？｣
とかぼやきながらボトルを洗う
すると安達先輩がやってきた。
この人実は暇なのかな…とか思ってないよ。決して…
思ってないよ！？
｢巫頑張ってんな〜。手伝おうか？｣
その有難い申し出をやんわりと断らせていただき、ずっと気になってた事を聞く
｢安達先輩、山岸先輩ってクライマーですよね？今の箱学のエースって誰なんですか？｣
｢え？俺｣
いや、うん。そうだね。普通に考えればそうだよね！うん！なんで気づかなかったんだろう！恥ずかしい！！！
あまりの羞恥に悶えて思わず反応できずにいると
｢真絆の方がエース！って感じするよな｣
と笑いかけてきた
｢いえ！あの！違います！！ちょっと考えれば分かることだったのに…恥ずかしくて黙っちゃっただけで！あの！全然！安達先輩がエースらしくないという事じゃないですよ！？あの！本当に！と言うか最初安達先輩が主将かと思ったくらいで！！えっと！｣
後半恐ろしく言い訳がましくなっている。
どんだけ焦ってるんだ自分…
｢ははっ！ありがとな！ところで、なんで真絆がクライマーだって分かったんだ？｣
｢いえ！あ、山岸先輩の筋肉のつき方が山登る人の筋肉のつき方だったのと…あと…直感的にこの人に勝ちたいと思ったので…｣
そう言うと驚いた顔をする安達先輩
｢お前も登るのか…山｣
｢はい。その辺の男子になら負けないつもりです｣
私はしっかりと安達先輩の目を見てそう答えた
安達先輩の口角の筋肉が一瞬緩んだ
｢お前らの世代はとんだバケモンばっかだな｣
｢そうですかね？｣
私は口角を上げて答えた
これが、箱根学園自転車競技部の天才マネージャーと言われた二人の始まりの物語である
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よしはる(プロフ) - アイカさん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さる方がいらっしゃると分かりとても有難い気持ちになると共にこれからも更新を頑張ろうと思えます。更新頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします！ (2017年9月13日 23時) (
レス) id: 102fc0cc39 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - いつも楽しみに読まさしてもらっています。これからも頑張って下さい。 (2017年9月12日 17時) (レス) id: aaa91fe88c (このIDを非表示/違反報告)
よしはる(プロフ) - 夜実さん» ありがとうございます！これからも面白いと思っていただけるように頑張って行きたいと思います！ (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 面白いですね！これからも頑張ってください！ (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしはる | 作成日時：2016年9月25日 6時
