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轟side
轟「だから、俺は親父の個性である左は絶対に使わねえ、右の力だけでNo.1になって親父を完全否定する」
『それは違う気がするなあ』
轟「…何がだ？」
『あ、ごめん別に轟くんの言うことを否定したいわけじゃなくて、うーん、なんて言えばいいんだろ…』
水野の違う、という言葉に反応する
何が違うんだ、お前に俺の何が分かる
つい腹が立ってしまい、少し水野を睨んでしまう
するとそれが分かったのか一瞬怯えるように目を逸らす水野
その姿が、どこか親父に怯える母さんに見え、罪悪感が芽生える
轟「…すまな」
『エンデヴァーを否定するって言ってるけど、轟くんが持ってるその半燃は轟くんの個性の一部であって、エンデヴァーの個性ではないんじゃないかな〜って思ってですね、』
轟「…」
『エンデヴァーを超えるのが轟くんの目標なら何も言わないし、それでいいと思うけど…それで轟くん自身の個性まで閉じ込めてしまうのは勿体無いよ！！！！！……と思いました、ハイ』
『って私なんかからこんなこと言われてもうざったいだけだよね、変に首突っ込んでしまって申し訳ない！！！！』
轟「…いや、」
そんなことない、と言おうとしたのに水野が土下座し始めた
待て、こんなとこで土下座しないでくれ、周りにすごい見られんだろ
轟「水野、顔を上げてくれ、そして土下座するのやめろ」
『いやでも…』
轟「…怒ってねえから」
『…ほんと？』
轟「ああ、」
『ア゛ーーーよ゛がっだ！！！嫌われたらどうしようかと思っだ！！！！！』
轟「こんなんで嫌ったりしねえよ、…ありがとな」
『へ？』
俺が相当怒っていると思ったのか、少し目に涙を溜めていた水野だが、お礼を言うと途端にポカンとした顔になる
轟「どうした水野、顔が変だぞ」
『いや、なんで私今お礼言われたのかなって思って…てかサラッとディスるね？』
轟「炎、俺の個性だって言ってくれただろ、それに対する礼だ」
『え？！あれはただ思ったこと言っただけだよ！今はまだ無理かもしれないけど、いつか“自分の個性だ”って思える日が来るといいね！！』
轟「…ああ、」
水野の言葉に、少しだけ気持ちが軽くなった
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まろん - 100万hitおめでとうございます！ (2021年8月28日 12時) (
レス) id: d5763530b7 (このIDを非表示/違反報告)
影の黒猫 - 緑谷少年の頭は撫でたくなる…わかるぅ…そして天使…ならば作者様は神? (2021年3月18日 18時) (レス) id: 10484fbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
朔麻(プロフ) - サクラさん» 笑っていただき嬉しいです！！たくさん褒めていただき恐縮です〜〜（ ; ; ）ありがとうございます…！頑張ります〜！！ (2020年11月12日 14時) (レス) id: 1ee39b3f9c (このIDを非表示/違反報告)
朔麻(プロフ) - うみみさん» コメントたくさんありがとうございます〜！（ ; ; ）うみみさんもご自愛ください＾＾！ (2020年11月12日 14時) (レス) id: 1ee39b3f9c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - “おめでたい頭だね！”の時点で堪えてたんですけど高いハンカチで吹きましたｗｗわかりやすい描写・文章構成でネタ要素もしつこすぎず読みやすいです！最高です！！応援してます^ ^ (2020年9月16日 2時) (レス) id: 99a13ff01b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔麻 | 作成日時：2020年3月13日 1時
