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『今日で、建人さんがプロポーズしてくれてから1ヶ月経ちましたね。』
隣でファッション誌を見ていた彼女は、雑誌をテーブルの上に置くと、そう私に言った。
2月は短いため、数日の差があるとはいえど、確かに今日で1ヶ月だ。
あの時、自分の気持ちに応えてもらえて嬉しい気持ちももちろんあったが、それよりも
｢あの時は、まさかあんなにも泣かれるとは思いませんでした。｣
あそこまで泣いて喜んで貰えるとは思っていなかったし、結構驚いた記憶がある。
私の言葉にAは、眉を下げて少し困ったように笑った。その表情があまりにも可愛くて、愛しくて、結婚したいという気持ちは更に強くなった。
｢一体、いつになったら私達の仕事は落ち着くのでしょうね。｣
気付いたらそんなことを言っていたのだから、彼女の事になると自分は弱くなるなと感じる。
『まあまあ、そんなに慌てなくても、ゆっくりいきましょうよ。』
彼女はきっと、私を慰めるつもりでそう言ってくれたんだろうけれど、私はそれをそのまま受け止める訳にはいかない。なんせ私は───
｢貴方は良くても、私は良くない。早く、1秒でも早く、貴方を私のものにしたいんです。｣
Aの肩を掴み、彼女の口に軽くキスをした。本当はもう少し彼女の唇に触れていたかったが、これ以上やると歯止めが効かなくなりそうで─────そう思って何とか理性を働かせていたというのに。
『私はもう貴方のものですよ？』
Aは、そんな甘い言葉を口にした後、キスを仕返してきたのだ。
私は、心の中で大きくため息をつく。
愛する人にこんな事をされて、大人しく座っている人間なんていないと思う。
完全に、私の理性はどこかに吹っ飛んでいた。
｢......先月の今日は、美味しいディナーを食べたと思いますが、今日は大人しく私に食べられてください。｣
そう言って、私はAをソファに押し倒した。
『お尋ねしますが、拒否権は？』
彼女が、可愛くそう問いかけてきたが、もちろんそんなものは無い。
｢ありません。｣
『せめてベッドに行くのは？』
もう一度彼女は問いかけてきた。ベッドまでなんて少しの距離だが、今はその時間さえも惜しく感じる。
｢我慢できません。ここでします。｣
私は彼女の服に手をかけて、一つ一つボタンを外していくのだった。
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no non(プロフ) - 森さん» ありがとうございます:)うああ！めちゃくちゃ嬉しいです泣ありがとうございます！！ (2022年3月2日 9時) (
レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
森 - ↓そうです❗そういうことです❗読解力半端ないッスね❗ めっちゃ面白かったんで二回目見に来ました❗ (2022年3月1日 1時) (レス) id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます(;▽;)無いって10月31日だけ全部書いてないみたいなことですよね(書いてる本人なのに語彙力なし民)そうです、お察しの通りです…泣少しでも楽しんで頂けたなら嬉しいです＊この度はありがとうございました:) (2022年2月2日 13時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
森 - ↓いや、あるんですけど何て言うか…(語彙力) (2022年2月1日 21時) (レス) @page20 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
森 - おおっ!すごい!あと、10月31日が無いのはもしかしt(( (2022年2月1日 21時) (レス) @page3 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：no non | 作成日時：2021年5月27日 22時
