#69 クラムとロン ページ31
ルーピン先生と一時話していたけど、結構いい時間になったため、私はDADAの教室を後にした。
DADAの教室から寮に行くまでの間、少し泣きそうになってしまった。
自分では納得しているつもりだったけど、振られるというのはやっぱり悲しいもので。
これからまた頑張ればいいという思いと、失恋した悲しさとで私の心の中は大きく渦を巻いていた。
───寮に戻ったら、ハーマイオニーに全部話そう。そしたらきっと、少しは大丈夫なはず。
そう思っていたけれど、そうはいかなかった。
寮に戻り、自分達の部屋に入ってびっくりしたのは、部屋が真っ暗だった事だ。夜遅いわけだし、ハーマイオニーは戻って来ているはず。ということは寝てるのか...？
いや、違うな。寝てない。ハーマイオニーは起きてる。
だって、ハーマイオニーは───
｢泣いてるの...？ハーマイオニー。｣
耳を澄ませてみると、微かだけれど鼻を啜る音が聞こえた。
今度はハーマイオニーのベッドに近付いてみる。
｢ハーマイオニー...？どうしたの...？何かあった？｣
近付いた私に、ハーマイオニーはやっと布団から出てきて顔を見せてくれた。
ハマ｢A.....！わ、私っ！！！私はただ！！！｣
｢ハ、ハーマイオニー、一旦落ち着こう。話ならいくらでも聞くから。｣
私はハーマイオニーに水を飲ませて、とりあえず落ち着かせた。
｢それで、一体どうしたの？そんなに目を真っ赤にして泣いて...。ゆっくりでいいから、話して？｣
ハマ｢実は───────｣
私はハーマイオニーから事の顛末を聞いた。要約すると、ハーマイオニーとクラムの仲の良さに嫉妬したロンが、ハーマイオニーに文句を言ったみたいなことらしい。ハリーもそれに関してフォローしてくれなかった、とのことだ。
｢とりあえずハリーは置いとくとして...｣
ハマ｢いくらなんでも酷いでしょう？！せっかく楽しいパーティーだったのに、全部台無しよ！！！｣
ハーマイオニーはまた泣き出した。もしかしてロンは、ハーマイオニーが好きなのかな？そうだとしても、そうじゃなかったとしても、ハーマイオニーが可哀想なことに変わりは無い。
｢本当、ハーマイオニーは一番綺麗だったよ。誰よりも輝いていたし。きっと、ロンはクラムが羨ましかったんだね。｣
ハマ｢A.........！！う、うわぁぁぁぁっっ！！！｣
｢ハーマイオニーは頑張ったね。本当に偉いよ。｣
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no non(プロフ) - いつの間にやら合計20,000hit超…ありがとうございます;-; (6月4日 21時) (
レス) id: 8fced7c227 (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - ダイアナさん» ありがとうございます;-;お返事遅くなってすみません汗とても嬉しいです！ゆっくりではありますが更新して行けたらな〜って思ってます:) (6月4日 21時) (レス) id: 8fced7c227 (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - 応援してます！待ってます！ (2023年3月15日 8時) (レス) id: a77adeeec4 (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - 皆様あけましておめでとうございます。もうしばらく低浮上は続きますが、色々落ち着きましたら最後まで一気に突っ走るつもりです:)本年もどうぞよろしくお願い到します。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせて頂きます＊ (2022年1月1日 0時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - いつの間にか合計15,000hitいってました。本当にありがとうございます:) (2021年10月16日 10時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：no non | 作成日時：2020年10月24日 1時
