思い出 ページ2
きっかけは何だったんだろうか。
俺が何をしたというのだ。普通の高校生活を送っていただけなのに。
『〇〇ちゃんを黛さん、襲ったんだって〜』
『え、マジ？それヤバイじゃんか！部の人に言おうよ』
『うん、そうだねー！』
頭の中に、夢野とその友達達がみんなに噂を流している映像が流れる。でも、まだ分からない。まだ疑問が解けない。
この場所にいれば、全てが分かる気がする。此処は静かで、薄暗いが少しだけ暖かい。黛千尋の居場所は此処だ、というように誘われてる気がする＿＿＿
＿＿＿＿嗚呼、そろそろ朝だ。起きなきゃいけない。
＿＿＿＿＿＿
「おい、千尋、余所見をするな」
してませんけど、魔王様。
「ねぇー黛さん、片付けやってね？」
うっせピカチ〇ウ。テメーも片付けろ。
「お前なんか信頼できねぇわ」
黙れゴリラ。早く着替えろ。
「ほんっと、有り得ないわ…」
うん、知ってるから早く教室に戻れ。
こんな毎日。学校の奴等からは冷たい目で見られる。ラノベは破られるし隠されるわ、机の中に呪いの手紙が入っているわ……まぁ、毎日いろんな嫌がらせを受けている。相談しようとも、誰も当てにならない。というか信頼されてない。
酷い時は、自分の席がなかった事がある。それを教師はスルー。最低だなおい。
「ねぇねぇ、Aちゃん。よかったね作戦成功して！」
「うん、無事に成功してよかったよー…」
「リア充羨ましいなぁ…」
おい、お前。俺と同じ３年ってこと知って話してんのかよ。ふざけんな。
なんて事を言うとまた変な噂が立ち始めるから言わない。いや、本当にそういうことがあった。あれだ、カッターキャーのやつだな。あれは酷かった。
やっぱり俺の味方なんていねぇのな。どんな下手な小説でも、こんな展開無いぞ。
現実とは非情である。今日も、授業が始まるチャイムがなる。なるべく、授業は早く終わってほしくない。部活なんぞ行きたくない。
ちなみに、ちゃんと退部届は出しているんだが、裏で処理されてるみたいだ。あくまで予想。だって退部していい、って来ねぇもん。誰も。何も。
屋上から飛び降りるとか、首を吊るなんてしないが、楽になりたいとは思っている。死なず、楽になりたい。
俺は自分が好きなんだ。自分を傷つけるような真似はしたくない。
あ、やべぇ。教科書隠されたわ。
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あー - すんごく面白いです！頑張って下さい！\(＊´∀`＊)/ (2018年5月10日 18時) (
レス) id: 3aa18126bf (このIDを非表示/違反報告)
空気 - ネタが思い付かなくて、だんだん下手くそになっていますが許してください…w (2017年1月1日 22時) (レス) id: da1f461dec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雫 | 作成日時：2016年12月31日 0時
