銀魂2〜万事屋ここにあり〜

第十一訓 べちゃべちゃした団子なんてなぁ団子じゃねぇバカヤロー ページ11

銀時｢愛だァ？夢だァ？若い時分に必要なのは

そんな甘っちょろいもんじゃねーよ

そう…カルシウムだカルシウムさえとっときゃ

全てうまくいくんだよ

受験戦争親との確執気になるあの娘

とりあえずカルシウムとっときゃ全てうまく…｣









新八｢いくわけねーだろ！！

幾らカルシウムとってたってなァ車にはねられりゃ

骨も折れるわ！！｣









銀時｢俺もはねられたけどピンピンしてんじゃ

ねーか毎日コイツ飲んでるおかげでよ｣









銀時はいちご牛乳を片手にそう語る









新八｢いちご牛乳しか飲めないくせに

エラそーなんだよ！｣









銀時｢んだコラァァコーヒー牛乳も飲めるぞ！！｣









看護師｢やかましーわ！！

他の患者さんの迷惑になんだよ！！

今まさにデッドオアアライブをさまよう患者さん

だっていんだよボケか！！｣









銀時｢あ…スンマセン

オイオイエライのと相部屋だな｣









銀時は小声でそう言う









貴方｢確かにあの人長くなさそう｣









新八｢僕が来てからずっとあの調子なんです｣









銀時｢そのかわりには家族が誰も来てねーな｣









新八｢あの歳までずっと独り者だったらしいですよ

相当な遊び人だったって噂です｣









銀時｢まっ人間死ぬ時ゃ独りさ

そろそろいくわ万事屋の仕事もあることだし｣









銀時がそういうと立ち上がりAもそれに続いて立ち上がる









おじさん｢寄ろアアアアア！！｣









新八｢ぎゃあああああ！！｣









おじさん｢今…万事屋って…言ったな…それ何？

なんでも…して…くれんの？｣









おじさんはよろよろとしながらベッドから立ち上がる









銀時｢いや…なんでもって言っても

死者の蘇生は無理よ！！

ちょっ…こっち来んな！！のわァァァ！！｣









おじさん｢コ…コレコイツの持ち主捜してくれんか？｣









おじさんは簪を銀時たちの前に差し出してそう言った

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