銀魂2〜万事屋ここにあり〜

第三十一訓 親子ってのは嫌なとこばかり似るもんだ ページ46

平賀｢撃て｣









三郎｢御意｣









三郎は平賀の命令通りに爆弾をうちはなつ









｢なっ…なんだあれ！？

むこうの広場で爆発が…

テロだ！攘夷派のテロだァァ！！｣









土方｢こいつァ煙幕か？

混乱に乗じて将軍狙うつもりだな！

てめーらァ櫓の周りをかためろォ！！

鼠一匹寄せつけるんじゃねーぞ！！｣









隊士｢かっ…カラクリだァァ！！

カラクリの軍団が…！！｣









煙幕に乗じてカラクリが数多く迫ってきた









平賀｢客は逃げたな…

よし行けェェェ！！思う存分暴れやれェェ！！｣









高杉｢覚えてるか銀時？俺が昔鬼兵隊って

義勇軍を率いていたのをよォ

そこに三郎って男がいてな

剣はからっきしだったが機械には滅法強い男だった

俺は戦しにきたんじゃねェ

親子喧嘩しにきたんだっていつも親父の話

ばかりしてるおかしな奴だったよ

だがそんな奴も親父の元へ帰ることなく

死んじまった全く酷い話だぜ

俺達は天人から国を護ろうと必死に戦ってったのに

肝心の幕府はさっさと天人に迎合しちまった

天人との関係を危惧してあっさり侍がどもを斬り

捨てやがったんだ鬼兵隊も例にもれず

粛清の憂き目にあい壊滅…河原にさらされた

息子の首見て親父が何を思ったかは

想像にかたくねーよ｣









高杉の話を聞いて銀時は静かに口を開く









銀時｢高杉じーさんけしかけたのはお前か…｣









高杉｢けしかける？バカいうな

立派な牙が見えたんで研いでやっただけの話よ

わかるんだよ俺にもあのじーさんの苦しみが

俺の中でも未だ黒い獣がのたうち回ってる

もんでなァ仲間の敵をを…奴らに同じ

苦しみを…殺せ殺せと耳元で四六時中さわぎやがる

銀時てめーにはきこえねーのか？

いやきこえるわけねーよな

過去から姉貴から目ェそはしてのうのうと

生きてるてめーに牙をなくした今のてめーに

俺達の気持ちはやかるまいよ｣









銀時｢高杉よ見くびってもらっちゃ困るぜ｣









銀時は自信に向けられた刀を掴み声を出す









銀時｢てめェそろそろシスコン卒業したらどうだ

安心しろAは俺が護ってやる

それによォ獣くらい俺だって飼ってる｣

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