銀魂2〜万事屋ここにあり〜

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土方｢そーか俺は口元の青のりの方が

一生の不覚だと思うがな｣









山崎｢ふっ副長ォォこれは違います

途中で食ったお好み焼きの青のりです！！｣









土方｢どっちでもいいわっ！

オイどーするよ…って食ってる！？｣









近藤｢そうカリカリするなよトシ

今日はコレきっと何も起こらんぞ！

ハメはずそーぜ｣









土方｢何寝ボケたこと言ってんだ！

この会場のどこかに高杉の奴がひそんでいるかも

しれねーんだぜ奴の手にかかって

一体どれだけ幕吏がやられたと思ってんだ

最近起こった過激なテロのほぼ全てに奴が

関っていると言われてんだぞ

攘夷だなんだという思想とは奴は無縁

まるで騒ぎを起こすこと自体を

楽しんでるようだそんな奴がこんなデケー

祭りの場を見逃すわけねー｣









土方と近藤は空に打ち上がる花火を見ながらそう話した









銀時とAもまた花火を見上げていた









貴方｢綺麗｣









銀時｢あぁそうだな｣









銀時はチラチラAの横顔を見ながら手を繋ごうと頑張るが手を引っ込めるを繰り返す









銀時｢あ あのよォA…｣









貴方｢銀時私ちょっと御手洗に行ってくるね｣









銀時は顔の影を濃くしながら走っていくAを眺める









高杉｢やっぱり祭りは派手じゃねーと面白くねェな

動くなよクク白夜叉ともあろうものが

後ろをとられるとはなァ

銀時ィてめェ弱くなったか！？｣









刀を少し鞘からだし銀時の背後をとる高杉は銀時に話しかけている









銀時｢…なんでテメーがこんな所にいんだ…｣









高杉｢いいから黙ってみとけよ

すこぶる楽しい見せものが始まるぜ…

息子を幕府に殺されたオヤジがカラクリと

一緒に敵討ちだ｣









銀時｢てめェここにはAもいんだぞ｣









高杉｢んなことわかってらァ

Aは…姉貴は俺が護る

お前じゃなく俺がな｣









第三十訓〜完〜

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