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状況把握。 ページ15

ポッピーとニコちゃんに質問攻めにされると思っていたけど、以外と攻められはしなかった。
「Aちゃんの方が知りたい事いっぱいあると思うし、まずはそこの解決からだよ♪」
「そーそー。話はそこから。」
ポッピーが聞いてくる。
「Aちゃんはどこが分からない?」
あたしは少し考えてから答えた。
「…えっと、まず飛彩は何でいないの?」
ポッピーは気まずそうに話し出した。
「えっとね、飛彩も、クロノスの方に…」
あたしは驚いたけど、飛彩もか、と、自分を納得させながら「そっか」と返事をした。
「あとは、何で黎斗社長がドレミファビートの機械に入っているのか」
すると、黎斗社長があたしに向かって怒鳴った。
「AAぇ!私は、壇黎斗という名は、もう捨てた。今の私は…新壇黎斗だっっ!」
あたしはびっくりした。
あんなにニコニコしてた社長がこんなに変化を遂げているなんて、思ってもみなかったからだ。
「まあまあ、黎斗の事は衛生省も知ってるから無視していいよ♪」
ポッピーのフォローに少し安心したあたしは、「もう大丈夫、ありがと。」と、二人にお礼を言った。
すると永夢が、あたしに封筒を渡してきた。
「これ…Aさん宛に、幻夢からです。誰が書いたかは知りませんけど、CR職員用のポストに入ってました。」
あたしは永夢にお礼を言って、封筒を開けた。
「…!」
中には紙が一枚入っているだけだったけど、内容は衝撃的なものだった。
「今日の夕方5時、あの場所で」
間違いなく、貴利矢の字だった。
時計をみると、夕方の4時。まだ時間はある。
あたしは外の空気を吸うから、と言ってCRをでた。
久しぶりに吸う外の空気。
美味しくて、自分が今までどのくらいの時間、室内にこもっていたのかが感じられる。
「あの場所」と言われて思い浮かぶのは1カ所しかない。
あたしはコートを羽織り、「あの場所」へと一歩、踏み出した。

あの場所。→←本音。



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海苔川ばなな - ニコさん» コメント遅くなってしまい申し訳ありません!読んで下さって有難う御座います!文章変かもしれないんですが、読んで下さると嬉しいです! (2018年6月26日 8時) (レス) id: a8889f40a6 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - すごく面白かったです!続き待ってます! (2018年6月25日 23時) (レス) id: 50ca3fafb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海苔川ばなな | 作成日時:2018年6月25日 2時

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