本音。 ページ14
「もーっ！ピプペポパニックだよーっ！」
「…どしたの？」
CRに帰ってくるなりポッピーが叫んだので、話を聞いてみる。
一緒に帰って来たのは永夢と大我、幻夢の黎斗社長、それにサイケデリックな格好をした少女だった。
「あっAちゃん！…ちょっと待ってね♪」
ポッピーは永夢に何かをこそこそと耳打ちすると、あたしに向き直って言った。
「あのね、貴利矢が復活して、仮面ライダーレーザーターボってのにパワーアップしちゃって、おまけにクロノスの味方になっちゃってたの！ピプペポパニックだよね！…あ、Aちゃんクロノス分かる？」
ポッピーが聞いてきたのであたしは「知らない」と答えた。ポッピーが言うには、クロノスっていうのは黎斗のお父さんの正宗さんって人が変身しちゃった時間を止めれる究極の仮面ライダーなんだと。
「…色々聞きたいんだけど、まずその女の子は誰？で、何で黎斗社長がここにいるの？」
ポッピーは目をぱちくりさせて言った。
「ポピ？この子はニコちゃんだって紹介したはずだよ？あと黎斗がここにいるのは一回パラドのせいで消滅しちゃって、その後復活したからここに協力してくれてるんだよ♪って、説明しなかったっけ？」
永夢が付け加えた。
「全部貴利矢さんが消滅した後に起きてますから、説明しても上の空で覚えてないんじゃないですか？」
「なるほど！さっすが永夢！」
ふーん、あたしそんなに放心状態だったのかぁ…
「…話はわかった。…よろしくね、ニコちゃん。」
あたしが手を出すとニコちゃんは首を傾げ、
「この人が、大我の言ってたここの副院長のAさん？」
「…ああ。レーザーの幼なじみだ。」
「マジ⁉ってことは27⁉見えない！…あ、西馬ニコです、以後、お見知り置きを。」
丁寧に挨拶してきたニコちゃんに、あたしはにっこり微笑む。
「よろしくね、ニコちゃん。あたしのことは気軽にAでいいよ。あとタメ口でOKだから。」
「あ、ありがと。」
ニコちゃんとあたしが打ち解けた所でポッピーが聞いてきた。
「ねえAちゃん。前から思ってたんだけど、なんで貴利矢と一緒に居れるの？」
あたしは少し考えてから答えた。
「うーん………好きだから、かな…。」
そう言ってからあたしは慌てて口を押さえた。
しまった。
「えーっ⁉Aちゃんって、貴利矢の事好きだったのーっ⁉」
やっちゃった…。
これは長ーい事情聴取になりそう…。
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海苔川ばなな - ニコさん» コメント遅くなってしまい申し訳ありません！読んで下さって有難う御座います！文章変かもしれないんですが、読んで下さると嬉しいです！ (2018年6月26日 8時) (
レス) id: a8889f40a6 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - すごく面白かったです！続き待ってます！ (2018年6月25日 23時) (レス) id: 50ca3fafb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海苔川ばなな | 作成日時：2018年6月25日 2時
