534話 ページ34
沖田「ねえ。」
何も言えず俯く平助に、沖田はこんな提案を持ちかけた。
沖田「僕が代わりに会津に行ってあげようか。」
急に言われたその台詞が理解できずに平助は固まっている。
何の反応も無いので沖田がピシリとデコピンをくらわす。
平助「っつう〜〜〜。」
沖田「で、どうするの。僕、そんなに気は長くないよ。」
平助「いいのか?でも、何でそんな敵に塩を送るみたいなことするんだよ。」
すると沖田は驚いたように目を丸くする。
沖田「へぇ、平助って敵に塩を送るなんて言葉知ってたんだ。」
平助「ちゃかすなよ。」
沖田「うるさいな、別になんだっていいでしょ。君がチマチマ
子供のお遊戯みたいな恋愛やってるから、別に焦る必要ないのかなって。
まあ、年上の余裕ってやつ?」
平助「ありがとな!」
礼だけ言うとあとは振り向きもせず一直線に走っていく平助を
ため息をつきながら見送る。
沖田「・・・単純すぎ。」
そう一人ごちた後、沖田はそちらも見ずに呼びかけた。
沖田「・・・で、そこでこそこそしてるのわかってるから出てきたら。」
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朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2020年3月18日 19時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月28日 17時) (レス) id: 09eed93317 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年11月22日 2時) (レス) id: 5c00d4e757 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2017年10月4日 23時) (レス) id: 7f6444c0a8 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 弓 桜さん» 楽しみにしてます! (2017年6月18日 22時) (レス) id: 0c9b574ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2017年3月21日 21時