532話 ページ32
平助「ってーな、何するんだよ!」
沖田「いや、目の前ちょうど叩きやすそうな頭があったからつい。」
平助「つい、じゃねえっ!!」
地味に痛む頭を擦る。
沖田「本気?」
平助「本気って、どーゆー意味だよ。」
それを聞くと沖田は盛大な溜め息をつきながら再度問う。
沖田「本気であの子を置いていくつもりなの?」
平助「・・・・・・そうするしかねえだろ。今あいつに無理させるわけにはいかねぇし。」
会津までの旅は彼女の体調を悪化させるだろう。
沖田「きっとあの子、寂しがるだろうなぁ。」
平助「それは・・・・・・。」
沖田「この間会ってきたんだっけ。その時言ったの?会津に行くって。
その時あの子、ちゃんと笑ってた?心から?」
平助「・・・・・・。」
強く唇を噛みしめる。
離れたくない、でも連れていくわけにはいかない。
沖田「僕、Aちゃんのこと、好きだよ。」
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朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2020年3月18日 19時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月28日 17時) (レス) id: 09eed93317 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年11月22日 2時) (レス) id: 5c00d4e757 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2017年10月4日 23時) (レス) id: 7f6444c0a8 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 弓 桜さん» 楽しみにしてます! (2017年6月18日 22時) (レス) id: 0c9b574ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2017年3月21日 21時