492話 ページ12
彼が口をあんぐりと開ける。
まあ、無理もない。
あの時代、マンションみたいな高層建築、ほぼないし。
藤堂「へ、え、あれが・・・おまえの、家?」
貴女「うん、そうだけど。」
あのマンションはまるまる僕の所有物だ。
その中で生活してるのは一室だけど、それ以外にも仕事道具やらなんやら
いろんなものが置いてある。
ご近所付き合いなんて厄介だし、いろいろ目撃されちゃ厄介だからね。
組織が用意したものだったけど、とっくに僕の名義で買い取ってる。
こういう仕事してるとね、お金に関してはまあ・・・そんなに問題がなくなるからね。
貴女「ほら、さっさと行くよ。なんでか怪我は治ってるけど服は血まみれのままだし
こんなところを見つかったら面倒なことになる。」
呆然とマンションを見上げている彼の手を引いて僕は中に入る。
暗証番号はっと。
******−****−******
ウィーンという機械音と共に開く自動ドアに平助が後ずさる。
平助「よ、妖術かなにかかっ?!」
貴女「まあ、それでいいや。面倒くさい。」
平助「え?え?」
貴女「ほら、入った入った。」
ここまで誰かに目撃されたりつけられたりした気配はない。
僕が知ってる監視カメラの映し出す範囲もほぼ避けれたはずだ。
とりあえず、今はまだ大丈夫だろう。
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朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2022年7月22日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月28日 17時) (レス) id: 09eed93317 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2018年3月21日 0時) (レス) id: dfcc0b32bc (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 桜華さん» 作ってみました!夢幻妖鬼録、といかにもまあ、それっぽい感じの題名に勝手にしました。見たらコメント欄に痕跡を残しておいてください、それを目印にしますので(ニコッ) (2017年3月27日 18時) (レス) id: 70c4e0b8bf (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 桜華さん» 牛若じゃなくって、もう慶応の光源氏とかどう?そっちの方が正確なんじゃない?(by沖田)そういや、そんな絵草紙も出回ってたな。(by原田)えっ、嘘?!(by二人)もう勘弁してぇ・・・。(by主人公)《全ては主人公が無自覚天然タラシなのが悪い!》完っ! (2017年3月27日 12時) (レス) id: 70c4e0b8bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2017年2月12日 21時