391話 ページ21
藤堂「・・・なんだよ、突然。」
貴女「・・・いいから・・・答えて。」
この答えは僕にとって重要なことだった。
藤堂「当たり前だろ。Aは、Aなんだから。」
ふっと温かいものがこみ上げてきた。
貴女「・・・ありがと。」
ぐっと力が集まってくる。
貴女「それなら僕は、まだ強くなれる。」
そう口にした瞬間、集まった大きな力が身体中を駆け巡る。
全ての感覚が明瞭に研ぎ澄まされていく。
敵の位置も、数も、空気の流れですら手に取るようにわかる。
腰の辺りまで伸びた銀白色の髪が風に舞った。
肌に浮き上がる紋様がさらに血を熱くする。
キラリと光る金の瞳。
スラリと伸びた一対の角。
鬼の姿へと覚醒した彼女がそこに立っていた。
645人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2021年12月18日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2019年8月15日 2時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2017年2月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朧 龍 | 作成日時:2016年10月31日 5時