387話 ページ17
・・・え?
貴女「何・・・言ってんの?」
声が微かに震えている。
一人で戦っていたさっきまでより、今の方が怖い。
貴女「君のこと、置いてけるわけ、ないじゃん・・・。」
こうしている間も羅刹は次々向かってくる。
今ここでこの場を離れるということは、彼を見捨てることと同じだ。
藤堂「行けって。」
貴女「やだ。」
藤堂「頼むから行ってくれっ!」
彼の言葉に懇願が滲む。
藤堂「頼むから。この数じゃ、正直自信がない。
好きな奴にカッコ悪いとこ、見せたくないんだよ。」
貴女「っ!」
パチンッ
僕の中で、何かが弾けた。
貴女「・・・・・・・・・もだ。」
藤堂「おいっ、早く!」
貴女「僕もだ!好きな奴に、カッコ悪いところなんか見せられるか!」
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朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2021年12月18日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2019年8月15日 2時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2017年2月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2016年10月31日 5時