39話 ページ39
数をこなす必要があるため、
一人ひとりにそうたいした時間はかけてられない。
一撃ずつが重要だ。
敵の攻撃を掻い潜り、まずは優先的に銃を持ってる奴からだ。
ぴしゃり、と音を立てて地面に広がる鮮血。
地面を蹴って、すばやく間合いをつめながら相手を次々攻撃していく。
あっちの世界じゃ、帰るまでのことを考えて返り血は避ける努力をしたけどね。
今はここが職場なわけで、いちいち返り血のことなんて考えなくてもいい。
赤い雨を全身に浴びるのは僕にとっての日常茶飯事。
漆黒に近い闇夜の中、白刃が何度も煌めいた。
肉を引き裂く音と共に、血飛沫が舞った。
いつの間にか耳慣れてしまった耳を塞ぎたくなる音が幾つも闇にこだました。
これが、僕の戦場。
僕の生きる場所なんだ。
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朧 龍 - 100000hitいきました、ありがとうございます! (2021年12月18日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 90000hitいきました、ありがとうございます! (2021年1月15日 16時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 80000hitいきました、ありがとうございます! (2019年8月15日 2時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 70000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 15時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2015年12月29日 20時