もう一度恋してみませんか？２【K・N】 (ページ4)

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48 お料理つくりページ4

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『ちょっとさぁ。お前、何自分の世界に浸ってるわけ？。雅紀ってお前の会社の？。』

私の顎を支えていた親指を離して、今度は両手のひらで、私の顔を挟み込んだ。

「えっ、あ、独り言です。先生には関係ない事なので申し訳ありません。あのっ…、お昼ご飯作りますから、その手を出し離してくれませんか？。」

二宮和也の目を見ていると、ムカついてるはずなのに、茶色いビー玉の様な瞳の中に惹き込まれそうになるから、慌てて視線をそらした。

『お前、何目線そらしてるわけ？』

二宮先生の言葉は無視して、その手を思いっきり振り払ってキッチンに向かう。

『お前なぁ…待て…よ…』

何かを言いかけた二宮先生を無視して料理をはじめた。

「先生、お腹空いてるんですよね。話をしていると時間のロスになって、お昼ご飯遅くなりますよ。なるべく早く作りますから、向こうで待ってて下さい。」

それだけ言って背中を向けて持ってきた袋の中から、食材を取り出した。

自慢じゃないけど、料理だけは得意なの。
後片付けや掃除は好きじゃないけけどね。
でもまあ、一人暮らしが長いからそれなりには出来るし。

「先生、お昼なんでハンバーガーにしますね。野菜入れて大丈夫ですか？。」

とりあえずお伺いをたてる。
後で文句言われたら面倒だから。

『ちっ、話は終わってないけどまあいいか。腹減りすぎてるから飯が先だな。野菜はたくさんは要らないから。』

「オニオンスライスとレタスは大丈夫ですか？。」

『別にいいけど。少しにして。俺はハンバーグが好きなんだから。』

「わかりました。」

だよね。
澪先輩から預かった資料に、ほぼほぼ食に興味なし。
ただし、無類のハンバーグ好き。と書かれてた。
ハンバーグの味がしっかりわかる程度の野菜しか入れないでおこう。
そうだ。
確かチーズハンバーグが好きって書いてあったから、チーズもトッピング。

だけどそれじゃあ栄養が偏るから、
レタスとオニオンと人参とベーコンのコンソメスープ。
これは多めに作っておいて、夜用はビーンズとジャガイモとパスタを加えてミネストローネにしよう。

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よし出来た！

「お待たせしました。ハンバーガーとコンソメスープです。」

20分程で作り終えて、ソファに横になっていた二宮和也に差し出した。

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