もう一度恋してみませんか？２【K・N】 (ページ26)

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70 櫻井VS松本ページ26

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え？
ちょっと残念
イケメン2人の顔もっと見ていたかったのに…

あ、違う…
違う、違う
こんなこと考えてたのバレたら余計怒られちゃう

「えっ？。ちょっと待って。別になんにもないよ。本当大丈夫だから。実はね、さっきは打ち合わせって言ったんだけど二宮先生ゲーマーでさ。私もゲーム好きだから成り行きで二人で真剣にゲームしてたら疲れちゃっただけだよ。松本くん考えすぎだから」

不意に二宮先生の柔らかい唇の感触が蘇ってきて、焦ってしどろもどろに答えたら

『A、お前ちょっと変だぞ！。今の答えは本当の事なんだな。俺はお前がゲーム好きだなんて知らなかったけど』

櫻井が凄みがある顔で私の両肩を強く掴むから

『ちょっと櫻井、痛いってば！！』

思わず悲鳴をあげた

『本当に翔さんは、女性の扱い方になれてないんだから。Aちゃん、大丈夫？』

松本くんが櫻井の手を振り払って私を引き寄せた

『お前！。ふざけんなよ！』

櫻井が松本くんの手首を掴もうと近づいたら

『おっと！俺は翔さんと喧嘩するつもりはないから。とにかくさ、編集長なんだから部下のことは守ってやれよな。それにさ、部下以上の気持ちも持ってんだろうし。俺が言いたいのはそれだけだからさ。じゃあね、Aちゃん。二宮先生の事は、翔さんにきちんと話なよ』

松本くんはニヤリと笑ってスッと櫻井の脇をすり抜ける

『じゃあ、俺は先に帰るからまた明日ね。Aちゃん、翔さんに襲われないようにね』

「松本くん！」

なによ、襲われるって
ないない、ないから！

『ちょっと潤！待てよ！それ、どういう意味だよ！』

怒鳴るようにして呼び止める櫻井を無視して

『言葉の通りです』

顔だけ振り向いてニヤリと笑ってから、松本くんは頭の横で手をヒラヒラさせながら、さっさと部屋から出て行った

なんなのよもう！！

二宮先生も
影山さんも
松本くんも
櫻井も

意味わかんない！！

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