もう一度恋してみませんか？２【K・N】 (ページ14)

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58 意味わかんないページ14

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逃げ出すように二宮先生の部屋を後にした。

『明日、感想文書いてきなさいねー』

さっきまでのキスなんて、なかったようにクスクス笑ってる明る過ぎる二宮先生の声が背中に突き刺さる。

意味わかんない。

でも…

二宮和也のキス

キスであんな風に気持ち良くなるなんて初めて…

今まで経験してきたキスはなんだったんだろう

降下していくエレベーターの中
放心状態の私がいた。

.

♪ チーン

エレベーターが一階に到着した音

だけど、足が踏み出せない

『山科様？』

影山さんの声にハッとして、閉まりかけたエレベーターから飛び出した。

『大丈夫ですか？。お疲れの様に見受けられます。よろしければちょっとこちらへ。』

影山さんに背中を軽く押されながら、エントランスの端にあるソファーに座った。

『少しお待ち下さいね。』

影山さんはそう言って、事務所だろうか？
ロビーの片隅にある扉の向こうに消えていった。

それを眺めながら、さっきのキスを思い出す。

明日も来なきゃいけないんだよね。

明日もキスはあるのかなぁ？

ちょっと待ってよ！
これじゃあ私がキスしたいみたいじゃない。
違う！違う！
そうじゃない。

頭の中に浮かんだ二宮和也の艶っぽい顔を振り払った。

『山科様？。そんなに激しく頭を振ってどうなさいましたか？。』

影山さんの言葉で我に返る。

「あ、いえ、なんでもありません。」

『そうですか？。ちょっとふらついていらっしゃいますし、お昼にいらした時よりお疲れの顔をされてますが…。よろしければこちらを飲んでから帰られませんか。』

影山さんがそっとカップを差し出した

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