前世の恋人は記憶がありませんでした Part2

83話 ページ38

＿＿ﾏﾘｱside







冬になり、明日はクリスマスだとはしゃぐ大学のヤツら





目障りね





私は、数ヶ月前にレイ・リーヴを車にはねさせた




あいつがいけないんだもの


リヴァイさんに色目使うから





私は何も悪くない






きっと、リヴァイさんもまた、私を見てくれる






そう思っていた







廊下を歩いていると、


視線が突き刺さる





『なによ………うざったいわね』







＿＿聞いたか？あのマリアってやつが2年の先輩を殺しかけたってよ



＿怖ー、見かけによらねぇな






ヒソヒソと何かを言われている



ふと、目に入った掲示板




そこには、私の写真が貼ってあった





しかも、何かが書かれていた






『この、写真ｯ』







それは私が男と歩いている姿



いかがわしい所に入って行ってる姿





サーっと血の気が引いた





“この女の名はマリア


リヴァイと付き合っていたのに浮気して


それがバレて別れを切り出されたら


仲の良かったレイに八つ当たりし


車にはねさせ殺しかけた最低な女”






そう書かれていた




ベリっ！！とその写真と紙を外す





どうして、こんな事＿…………






ｴﾚﾝ｢最低だよ、お前｣


『エレン！？……信じて！私そんなこと……！』






ハッとした


エレンに私は全て話したじゃないか



エレンはグルだったんだ



エレンは、あの女とものすごく

仲が良かったじゃないか






ｴﾚﾝ｢俺が近づいたら、呑気に俺に媚び売って、

ベラベラと自分がした事を話してくれたから助かったぜ｣



ｴﾚﾝ｢このクズが

消えろよ、人殺し

二度とレイさんの前に

二度と俺たちの前に姿を見せるな｣







そういった時のエレンの目は

ゴミを見る目で


すごく、冷めた目で私を見ていた








私はその後すぐに、大学を辞めた

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