前世の恋人は記憶がありませんでした Part2

61話 ページ16

ある日、リヴァイさんから





｢今週の日曜、空いてるか？

少し付き合ってほしいんだが………｣




と言われた





『マリアちゃんはどうしたんですか？』


ﾘｳﾞｧｲ｢急に行けなくなった、と言われてな……

久しぶりにお前とどこかに行くのもいいな

と思ったんだ｣






そんなこと言われたら期待しちゃうじゃないですか





断る理由もなく、ＯＫをだした





どうせ、私はリヴァイさんを嫌いになれやしないのだ




苦しくなるだけ、だろう




それでも、私はこれが嬉しくて仕方がない






・







隣同士なので、リヴァイさんが迎えに来てくれた






『リヴァイさん、今日はどこに行くんですか？』


ﾘｳﾞｧｲ｢お前が好きそうな映画があったんだ

それを観るぞ｣






その一言でまた、私は舞い上がる



私のために、映画を調べてくれたのだろうか、なんて






『そうなんですか！？

わざわざありがとうございます！

楽しみです！！！』







あんまり、恋人でもない女にしちゃいけないんですよ






期待させるだけさせて


悲しませてしまうんだから…………








私達は電車に乗る




やはり日曜日という事もあり

満員電車状態である






ギュウギュウに潰される






『……ｯ………く、るし………』





これ、前にもあったよ………






ドンッ！！





『ごめ、なさいっ、リヴァイさん』

ﾘｳﾞｧｲ｢いや……問題ない｣






今、私がリヴァイさんに壁ドンしてる感じである



キツい……この体制は、キツい






ふわっと、リヴァイさんの手が私の頭に置かれる





ﾘｳﾞｧｲ｢悪ぃな……本当なら逆にならなきゃいけねぇのに……動けそうにねぇ｣


『い、いえ！！……平気ですよ！』









あぁぁぁああ！！！


リヴァイさんを見ると
微笑んでるよォォォ






何さァァ！！





そんな事したらだめ！！絶対！！！







私の心臓がもちません！！！

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