27話 ページ30
なぜだろう、、
体が動かない
開いた口が閉まらない
座り込んでしまって立てない
震えが止まらない
こんな私を嘲笑うかのように雨が降ってくる
『リー、ス、、？』
あの嫌な音は、、
リースの体の骨が折れている音で、、
そして、、噛みちぎられてる音で、
あの声は、リースの、、
あの血も、リースのもので
現実とは思いたくない光景が
目の前に広がって
私は
どうして動けないんだろう
死んでほしくないのに
大切な相棒で親友なのに
見ている事しか、出来ない、
ガサッ、、
『、、？』
｢ぁ、ごめ、なさ、、っ、、！｣
なんだ、、？
何だったんだろう、
助けて、、
だれか、、
リースを助けて、、
ﾍﾟｯ!!
リースは下半身を食われ、下半身のない状態で吐き出された
『リース、、！！』
リースはなぜかこっちを向いているように見えた
そして、、なにかを言った
＿＿ぃ、、、ぎ、ｯ、、、ぉ、、、
それから、、リースは目を閉じ死んだ
なんて言ってるのかは、、わからなかった、
私は、、どうしたらいい、、？
私が貴方を殺した
もっと早く来ていれば
もっと力があれば
もっと勇気があれば
もっと、、もっともっと、、もっともっと！！
『私は、、、最低だ』
あの時、どうして一緒に行かなかったんだろう
どうしてリースに後ろの巨人を任せたんだろう
どうしてこんな判断をしてしまったんだろう
私に押し寄せるのは後悔の念
くそ、、くそくそくそ、、
リースだって、、
大切な人がいたはずなのに、、
私なんかが、、生きて、、何になる
どうして、、
ドシン、、ドシン、、
リースを殺した巨人がこっちに向かってくる
そうか、、私も、、食われるのか
リースが言ってた、
巨人から捕食対象として見られてないって、、
きっと、、それはあの巨人だけで、、
この巨人は食べるつもりだろう
もう、、いい
食べて、、
リースと、、同じところに逝かせてよ
私は、、リースがいなきゃ
なんにも出来ないんだよ、、？
ググッ
巨人から掴まれる
ねぇ、、リース、、ごめんね、、
私は、、、貴方がいないと、、最強コンビじゃない
巨人は口を大きく開けてる
あぁ、、食べられるんだ
そう思い目を閉じた
すると、、まぶたの裏に浮かぶ
リヴァイさんの顔、、
ごめんなさい、、リヴァイさん、、
あなたとの約束、、守れないみたいです
さよなら、、
ｽﾞｼｬｧ＿
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ゆあさん(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて……感激です！！ (2018年11月17日 23時) (
レス) id: ab5674bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - すごい面白くてよかったです！！ (2018年11月17日 22時) (レス) id: 0caa77a812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：僕達はエンジェル | 作成日時：2018年7月29日 13時
