#20 Appointed day ページ21
「じゃ、今日もみんなガンバ!……ぬりたく〜る……テンタクル‼」
翌日。タワーの上でヒメが発した言葉を皮切りに、広場にいたヒト達が一斉に声を上げる。
その様子を横目に、レイは広場の隅でメインセーブレモンを啜っていた。
何となくで来てみたはいいか、やはりここまで騒がしい所には慣れない。
すると、ひょこっと視界の端から誰かが現れる。
「あ、レイ君いた!」
予想通り…という訳では無いが、姿を見せたのはいつもの如くアロハだった。
少し違うのは、フェス投票により黄色く変わったインクカラー。
「?わざわざパーカー羽織ってんの?」
「あ、いや、まぁ…」
フェスTの悪いところ。それは半袖という点。
流石に誰相手でもこの傷の事を口にするのは気が引け、ギアじゃないパーカーを着るという手段を取る事にした。
「…まぁ1月だしね。寒いし?」
「……」
上手い事納得してくれた、とかじゃあお前は寒くないのか、とか言いたい事はあったが、一番気になった事を聞いてみる。
「…というか、何でわざわざ俺の所に来る必要があった?」
お前なら別にフレンドいるはずだろ。そう言ったレイに、アロハは不満そうに答えた。
「だってダイバーキノコ派だし、オクタグラスとムギも別のフレンドと潜るって言ってさ!アーミーとマスクには断られたし、スカルに関してはパープルチームの奴らに誘うなって言われたんだよ!」
ぶー、と頬を膨らませたアロハに、レイは憐れむ様に目を細める。
「…分かった、分かったよ。で、どうするんだ?行くのか?」
「え、マジ?じゃあ早速行こうよ♪オープンで良いよね?」
こくりと頷いたレイはズー、と残りのドリンクを飲み干す。
それを見ていたアロハは、少しだけ不思議そうに言った。
「…それ、メインインク?」
「?…あぁ。ガロンはともかく、バケスロはメイン効率重要だし」
「ふーん…」
「…?」
じと、と目を細めるアロハに違和感を覚えたレイだったが、深く考えずにドリンクの容器を潰した。
□■□■□■□
Appointed day:当日
うちの畑のアロハ氏のイメージCVは宮●真守氏になった。
#20なのにターニングポイントに近づいてるんだが大丈夫だろうか。
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栞音@超多忙(プロフ) - 2次元作が大好きなオタクさん» ありがとうございます！最近停滞気味でしたが少し活力湧きました…！ (2023年2月28日 7時) (
レス) id: 6fdd8bf1f9 (このIDを非表示/違反報告)
2次元作が大好きなオタク - 面白い作品です！これからも頑張ってください！o(^▽^)o (2023年2月27日 22時) (レス) @page6 id: 43d425384b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うすしお x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年5月7日 22時
