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金平糖が7個 ページ8

スバル side


**


家に帰りつき、自分の部屋に入ったところで着信がきた。


学校での疲れで半分回っていない頭のまま電話に出る。



「…もしもし〜?」


『あ、スバル!?私だよ!!』


「なんだ、Aか…
なに〜?」


『あれ、疲れてるね?

じゃあ、手短に話すね!』


いつもと変わらないテンションのA。
その声の大きさ、今は頭が痛くなりそう…




『あのね…!




金平糖から恋、始まっちゃいました!』



「はぁ?」


金平糖から恋?始まった??


『いつも、金平糖から芽生える恋物語聞かせてたじゃん?

それが、今日、ついさっき、起こったの!!
ポジション逆だったけど!』


きゃー、と乙女のようにはしゃぐA。


その反面、俺は嫌な予感が頭をよぎった。




「ね、ねぇ……Aの話し方だと、金平糖が好きな人と出会ったってこと、だよね?」


『うん、そうだよ?』



金平糖が好きな人物、俺はA以外に1人しか知らない。



「そ、その金平糖好きな人と何か喋ったの?」


『うん、もちろん!

虹色金平糖をお裾分けして〜…



あ、名前聞いたよ!』


「へ、へぇ〜…ちなみにその人の名前って…?」


震える声をなんとか抑えて聞く。

あいつの名前が出ないことを祈って。



『えっとね……』




少しずつ鼓動が加速していくのを感じる。









『氷鷹北斗さん…!』



「…ッ…!?」


嫌な予感が的中し、冷や汗が頬を伝う。



やっぱ、ホッケ〜だったか…。



「Aの話からすると、Aはその氷鷹さんに一目惚れしたってこと?」


ホッケ〜と俺の関係は隠しとこう。

その方が俺にとって有利だ。



『ん〜……そう言われると違うかも?恋って、よくわかんないや!』


そのAの言葉を聞いて少しホッとしてる自分がいる。




あぁ、これは重症だ。



**

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すのーどろっぷ(プロフ) - 蒼穹さん» 蒼穹さん…!お久しぶりです!!ふわぁあありがとうございます!!そう言ってくださってとっても嬉しいです;;私も蒼穹さんの作品大好きです!!! (2018年4月8日 15時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
蒼穹(プロフ) - すのーどろっぷさんの作品大好きです!これからも応援してます! (2018年4月8日 15時) (レス) id: eb735c49c8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼穹(プロフ) - お久しぶりです!読むとか言っときながら…いろいろあって今さっき読み終わりました…遅くなってすみません…面白かったです!私にはこんな元気な夢主さん書けないからすごいなぁ…と思いました…またほかの作品も時間かかると思いますが読みます! (2018年4月8日 15時) (レス) id: eb735c49c8 (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 歌菜子さん» 了解です^^* (2018年1月14日 20時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
歌菜子 - すのーどろっぷさん» あ、解りました!これからあとの話は小説のメモ部分で話しましょう (2018年1月14日 20時) (レス) id: dcd9ed9c83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すのーどろっぷ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年12月28日 0時

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