落ちこぼれ彼女とアイドル彼氏【朱桜司】

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『ななさん、何故此処に…!?』


『えっと〜…実はなるちゃんにあげた遊園地の無料チケット、4枚だったんだ。
残り2枚使わないのは勿体ないし、仕方なくししょーときたってわけ!』

｢エ…見習いちゃん、ボクに入場料払わせたじゃ…んぐっ!?｣

『いやー久しぶりにくると遊園地楽しいね!』

ななさんはどこか焦りながら、何かを言いかけたししょーさん口を塞ぎました。

何と言おうとしたのか気になりますが、まぁ気にしないでおきましょう。




｢Knightsの朱桜司くん…だよね?初めましテ、かナ?｣

｢はい、会話するのは初めてですね。Switchのleader、逆先夏目先輩｣


ななさんから解放されたししょーさんは、朱桜様に話しかけています。


そういえば…

『御2人は同じ学校でしたっけ?』

｢そうそウ、学年もユニットも違うかラ会うことは早々ないんだけどネ｣



『なら…一緒にまわりませんか?
御2人の親睦も兼ねて!』


｢｢え…?｣｣


『はぁああああ!?なるちゃん!?何言ってんの!!?』


ななさんに肩を掴まれ、前後に揺さぶられます。
私、何か変なこと言いましたか?


『だって、朱桜様とのデートだよ?2人でまわった方がいいって!』

耳元で囁かれます。

『一緒にまわろう、と提案した理由は御2人の親睦を深めるというのもありますが、

私、ななさんとも遊園地で遊びたいのです。
駄目ですか?』

『…!なるちゃん…!!

ダメなもんあるか!一緒にまわろう!!』


｢｢えっ｣｣

ぎゅっと力強く抱きしめられます。
ななさんは身長が私よりも低いので、背伸びをした状態で、とても可愛らしいです。


｢ちょっ…ちょっト、見習いちゃん、本気?｣

すると、ななさんはししょーさんに首根っこを掴まれ、ししょーさんの元に引き戻せれました。


『本気だよ!なるちゃんが一緒まわりたいって言ってくれてるんだから!』


｢はァ…こう言ってるかラ悪いけドお邪魔させてもらうヨ?｣

｢えぇ、私は構いませんよ。成瀬さんも嬉しそうですし｣



『では、行きましょうか!』


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