落ちこぼれ彼女とアイドル彼氏【朱桜司】

初デート ページ2

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「今日のafter school…

デートしましょう…！」


昼休み、いきなり朱桜様から電話をいただき、暴れる心臓を何とか沈め出たものの、また心臓が高鳴ることに。



『えっと……すみません。



デート？とは何でしょう…？』



「え！？」



私の心臓が高鳴ったのは内容にではなく、知らない単語が出てきたから。


ぶほぉっ、と隣に体育座りをしているななさんが吹く音に吃驚しました。


「なるちゃん……まじ？」

咳き込みながら、問い掛けてくるななさん。



「えっと、ですね……簡単に言えば、shoppingです！」


朱桜様も驚いたように、それでも説明してくださいます。



『成る程…！はい、是非！

放課後、時間開けときますね』


そう言って、会話を終えると、


「朱桜様、デートどんな風に説明してくれたの？」


『簡単に言えば、shopping、と。』


「んん……間違いじゃ無いけどさ〜」

ん〜、と考え込むように膝に顔を埋めるななさん。




「そう言えば、なるちゃんってさー、恋愛経験無い？」


ぱっ、と顔を上げたななさんが問い掛けてきます。



『えぇ、朱桜様が初めて交際する方です。』


「まじかぁ……勿体ない…


けど…何か、納得。」



だったら、今日の放課後は初めて体験する事だらけかもね〜、と面白そうに頬杖をつくななさん。




「報告、待ってるから〜」



ななさんは、スマホを片手に小悪魔のように微笑みます。



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