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3章1話「来る者選ぶ狂楽土(1)」 ページ40

髏異「………六路は、こっちかな。」
2つの曲がり角を直進し、3つ目の曲がり角付近に着く
その1つ先の曲がり角にて手だけを出し、その手を振る少年がいる
六路「あ、兄さん!こっち!」

髏異「あ、そっち!?」
危なかった。もう少しでこの曲がり角を突き進むところだった。
六路「急いで!兄さん!」
………体力に自信はあったが、この距離はそろそろ息があがってくる。
六路「無理ならゆっくりでいいから!」
…………早歩きで行こうか。

六路「兄さん…これ………」
髏異「もう………この世界は駄目みたいだね…。」
先程から走っていた理由

それがこれである



この狂楽土という世界。
実は現在()、創造神が御乱心らしく、崩壊がかなり早くから来てしまっているらしい。


数時間前までいた地域はもう奈落の底に沈んだことだろう。



髏異「疲れた…………休めそうな所を探そう…。」
六路「うん…。」
六路は早めに気付いて先に逃げたが、休まずに移動したらしく既に息があがっている

ー茶屋ー
髏異「………………どうする?もう移動する?」
六路「その方がいいのかも。」
六路「あ、その団子。一口だけ欲しい。」
髏異「はい。」
六路「兄さんにはこれを一口あげる。」
六路は餡蜜を掬い、スプーンを髏異の口元に持っていく
それを髏異は拒まずに受け入れた
髏異「ん………おいし。」
六路「よかった。」

六路「兄さんの団子もおいしかった。」
食べ終わった後に言われる
髏異「よかった。」
六路「………次って何処なんだろう。」
髏異「………次……砂漠だね。やめとく?」
六路「うん………。」
髏異「じゃあ…」
髏異の端末を触る手は止まらない

髏異「………この特異点は?」


髏異が見つけた特異点は至って普通の世界だった。
ーー
※数分前に眠とミレフが狂楽土から出て行ったので少々お待ち下さい

■■「………。」
■■「………………。」
■■■「………………来たぞ。」

故鞠「………うん、入って良い。」
ー屋敷内ー
故鞠「その変装、似合っている。」
ラズル「…。」
故鞠は直ぐに気付き、こう言った
故鞠「今回依頼したのはこちらだ。だから畏まらなくていい。」
ラズル「うん、うん。ありがとう。」
故鞠「……どっちがどっち?」
ラズル「このローブの丈が長い方が赤月で、フードのデザインが違うのが、紅月くん。」
故鞠「ふむ………」
ローブのデザイン、と言われて興味を示したのかじっくりと見始めた
故鞠「…………これは、家紋の類か?」

3章2話「来る者選ぶ狂楽土(2)」→←狂楽土開幕の儀ー待ち続けるー



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作者名:魔人。 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2022年2月8日 0時

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