検索窓
今日:16 hit、昨日:6 hit、合計:1,070 hit

2章27話「無我の中にて(完)」 ページ31

■■『もしもし?どちら様だ?』
ドグ「あ、あえと、こんにちは。この間ラズルさんに助けていただいたドグと言います。」
■■『ん……。用事の電話ならちょっと待ってろ。そろそろ次の駅に着く。』
ドグ「あ、はい。」

■■『次はァ〜、君誰(おまえ)駅ィ〜〜。君誰(おまえ)駅ですゥ〜〜。この駅から混み合いますので降りる決断はお早めにィ〜〜〜〜〜。』
■■『3分の停車ですゥ〜。』

■■『で、どうかしましたか?』
ドグ「実は……」

■■『それはちょっとマズイな。確か…確かな……なんだっけな…。ちょっと待ってろよ…。』
■■『発車しまァス。』

■■『……あ!アレだ。………でも、紅月くんと2人で決めてたから最後まで聞けてないんだよな…。』
ドグ「……。」
■■『廻天法卓のGMはな、赤月表記だが実際にやってるのは紅月の方なんだ。そっちに電話は?』
ドグ「用事…中のようで…」
■■『……最近、シナリオを使って大暴れしてるやつがいるらしいからな…。巻き込まれてる可能性があるな。』
■■『メールならどうだ?』
ドグ「やってみます。」

■■『頑張れ〜。』

レチェラ「どうだった?」
ドグ「メールならできるのでは、と。」
レチェラ「あぁそっか。」
レチェラ「赤月くん宛にメールを…………よし。」
ドグ「で、あれはどうします?」
カチン、カチン

カチン、カチン、カチン、カチン………………

ドグ「?」

カチン………カチン…………カチン………………

ドグ「……???」




カンッッッ!!!!!



両手で耳を塞いでも普通に聞こえてくるくらいのとんでもない大きな音がしたと思えば、止まっていた時間は動いており、その物体も消滅していた


レチェラ「……………助かったけど、状況が何もわからない…。」
ドグ「ですね…。」
ラズル「あ、終わった。」
ーー
ラズル「……俺のパッション?名前はややこしいけど自動成功を誘発させるやつ。」
ドグとレチェラはやっと一息つくことができそうだ
その瞬間、周囲から着信音が鳴り響いた
ラズル「………あ、俺のか。」
ラズル「レチェラさん、ドグさん。今日はありがとう。……またな。」
レチェラ「次は一緒に喫茶店とか、どう?」
ラズル「……………………アリ。」
そう言うとラズルは別方向へと歩いて行った

ラズル「………………もしもし。」
ラズル「………………あ、お前も来たか。そそ。後でよろしく。」
ラズル「………日とか聞いてない?え、それも後日…?」

2章28話「処刑人(■)」→←2章26話「無我の中にて(・・)」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:内外世界談 , コルラノ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:魔人。 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2022年2月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。