【浮世世界】（壊）2 (ページ3)

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2章2話「君達の知らないところで舟は壊れた（1）」ページ3

出身も性別も種族も姿形も多種多様
そんな奴等が小さな舟から降りてこの世界(国)へと上がってきた

赤月「…………あ、ついた。」
紅月「………………。」
紅月は赤月の手をずっと握っている
紅月「……。」
赤月「……。」
赤月は紅月の頭を優しく撫でた

赤月「降りよっか。」
紅月「…。」
紅月は赤月の事をちらちらと見ながら不安そうにしている
ーコルラノ・都市部ー
赤月「……紅月、アレかわいいよ。」
紅月「……。」
赤月「…。」
紅月「………………。」
赤月「これが欲しいの？」
紅月は赤月の目を見た後、目線を地面に落とした
赤月「買ってくるから待ってて。」
赤月は紅月が欲しがっているであろう物を買いに店へと入っていった__

紅月(………入った…よね…？)
紅月(……バレてなさそうでよかった。)
紅月は後ろを振り返り、武器を構えた
ーシステム：TRPGー
先攻後攻ロール

紅月→後攻
？？？？→先攻

？？？？の攻撃
紅月に必中攻撃
ダメージロール→70
紅月に70ダメージ

紅月(………ッ…！)
紅月のHPはわずかだ…

紅月の攻撃
？？？？達に広範囲攻撃
ダメージロール→10
？？？？達に10ダメージ

？？「よえぇー！」
？？「１人のところを叩けてよかったわ。」
？？「もう一発入れたら倒れるよな。見た目結構良いし、生け捕りにして売り飛ばすか。」
？？「それいいな！」

紅月は、次のターンで敗北するだろう

《許さない》
《お前達は許さない》

紅月のターン

_と頭上に出たのが見えて、紅月は困惑した。
？？「え・・・俺達のターンは・・・？」
？？「お前のせい・・・ってわけでもなさそうだな？」

■■■■の■■攻撃
ダメージロール→？？

ー戦闘終了

勝者___紅月

まるで何もなかったかのように、世界は動く

赤月「買ってきたよ。」
紅月「…。」
赤月「どうしたの。」
紅月にいきなり抱きつかれた赤月は驚きながらも優しく頭を撫でる
赤月「…あ、あのときの黒い人。」
紅月「…。」
《君の弟くん、満身創痍だよ。》
赤月「…なんで？」
《教団が近くにいたから対処してたんだけど、属性の相性が悪かったみたいでかなりダメージが入っちゃった。》
赤月「…………紅月」
赤月は周囲を見回し、近くに予約したホテルがある事に気付いた
赤月「……そこのホテルで休もっか。」
紅月「…。」
紅月がうつむいたまま動かなかったので、赤月が抱きながらホテルまで歩いた