【浮世世界】（壊） (ページ24)

今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:882 hit

ーロワルデン・Prologueーページ24

「今年の研究課題のテーマは心。皆さんよく頑張りました。」
老けた顔をした学園長の言葉がホールに響き渡る
「入賞、2年■■の＿＿＿。」

「そして、最優秀賞は＿＿＿＿＿1年■組の■■■・■■■■■・■■■■■くん！」
僕はステージに上がり、賞状を貰った
皆、拍手をしている

■「あ…ありがとうございます。」
最優秀賞者は一言言わなければいけないらしい
■「あの、聞きたいんですけど。」
「どうかしましたか？」
学園長は不思議そうに僕を見る
皆の拍手も止まっている
■「僕の研究作品、まだ上手く使えなくて…………僕しか触れないように魔法をかけたんですけど……誰か、盗みました？」
「どのような魔法なのですか？」
学園長は聞いた
■「触ると、石のように宝石のように硝子のように砕ける魔法です。」
「貴方の得意な魔法ですね。」
次の瞬間、1年2組のうちの2人が砕けて消えた

ぱちり
目が覚める
■「あ、起きた。まだキスしてないのに起きるなんて珍しいね。」