アーヤ×男の子�� ページ18
その日、私はなんだか家に帰りたくなくて公園で時間を潰していた。
高校生になって、授業のスピードも上がり 予習復習が必要不可欠な毎日に息苦しさを感じていたのかもしれない。
3月とはいえ まだ肌寒く、マフラーに顔をうずめてベンチに座る。
夕日が沈んでく公園に飲み込まれるような気持ちで ただ、時間が過ぎるのを待っていた。
その時、ふと視線を感じた。
目線だけ向けると、ブランコに6歳くらいの男の子が1人で座っていて 私をじっと見ていた。
もうそろそろ日が暮れる。
大丈夫かな？なんて思いながらも男の子から目を離した。
お母さんでも待っているのかもしれない、そんな事を考えながら沈む夕日を眺めていた。
その瞬間。
｢ねぇ！！｣
｢きゃっ！！｣
いきなり耳元で叫ばれて 思わず悲鳴をあげてしまう。
恐る恐る見ると、男の子がいつの間にか隣へ来て座っていた。
｢……どうしたの？｣
そう尋ねた。
｢別に！ ただ、お姉ちゃんが寂しそうだったから来てあげたの！！｣
笑顔で言う男の子に思わず笑ってしまう。
｢ありがと。でも、寂しくはなかったよ。｣
そう言うと男の子は少しつまらなそうにした。
｢ふぅん…そっか。｣
口を尖らせて不貞腐れる様子がなんだか若武に似ていてクスッと笑ってしまう。
｢ね、もうそろそろ真っ暗になるよ。
帰った方がいいんじゃない？｣
そう聞いた瞬間、男の子の雰囲気が変わった。
なんだか 何かに怯えるような表情をする。
その様子に驚いて、大丈夫？と肩に触れようした。
その瞬間、男の子はビクッとして肩を竦めた。
え…？
私何かしたかな？
明らかにさっきとは違う男の子の様子に戸惑ってしまう。
男の子は地面のある1点を見つめて萎縮していた。
これ以上声をかけても、触れても余計に怖がらせてしまう。
そう思い、困り果てた時 聞き覚えのある声がした。
｢アーヤ？｣
この場に似つかぬ明るい声が公園に響く。
｢若武…｣
私の途方に暮れた表情に気づいたのか、真剣な顔をして近づいてきた。
若武が来た瞬間 男の子が叫んだ。
｢来るなっ！！｣
その声に若武は驚いた様子で足を止めた。
その時。
横でさっきより震える男の子を見て 思い当たるものを感じた。
もしかして……
その事は 中学生の時の私なら間違いなく思いつかないような事だった。
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あーかり - な、なんと！私と同じ名前の人がいるとは！伸ばしつけたけど、え！？書いたっけ！？って思った、、、って、まぁ、更新待ってます！頑張ってください！ (2018年3月27日 21時) (
レス) id: 40a2a82728 (このIDを非表示/違反報告)
ramia - 私は今年中学受験生だった者です。受験はしんどいと思いますが、頑張ってください！ (2017年8月9日 20時) (レス) id: 847474aa7a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 私も受験生です！みなさん中学受験ですか？ (2017年8月1日 1時) (レス) id: 40c7213eb4 (このIDを非表示/違反報告)
夢衣(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます！お互い頑張りましょうね！ (2017年5月17日 7時) (レス) id: 89d0776e69 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 私も受験生です
大変だと思いますが、がんばってください！応援してます！ (2017年5月17日 1時) (携帯から) (レス) id: 71eaf23d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢衣 | 作成日時：2017年3月18日 16時
