私がプロデューサーなんて無理です！！ (ページ33)

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33話by巽ページ33

Aside

あれから、好きな食べ物や飲み物、色々なことを話した

…これでまた1人、知ることが出来た

双海「もうこんな時間だー」

『あ、本当ですね。
お帰りになりますか？』

双海「うーん。鷹通と一誠探していなかったら帰る～」

『そうですか、わかりました』

双海「大丈夫～？俺が送ってあげようか」
『いえ、大丈夫です』

双海「即答だね。さすがAちゃん」

『それ褒めてるんですか？…まぁいいです。
双海さん、気をつけて帰ってくださいね』

双海「Aちゃんもね～」

『はい！』

…ふぅ、帰るか

…ん？まって

私…今日…

『ギター虎彦君に渡すのわすれてた！！！！』

うああああああああああああどうしよう！！！！

まだいるかな？流石に帰ってるかな？

いそいで、虎彦君を探す

教室___ レッスン室___ 美術室___ 音楽室___

中庭___

『いない…』

やっぱり帰ったよなあ

人気あんまりないし…いたときても、いるのは1期生の大人の方ばかりだし…ひい…

「あれ？プロデューサーじゃん」

『…？星夜くん、奏多くん』

奏多「どうしたの？」

『あぁ、えっと…虎彦くんみなかった？』

奏多「虎ちゃん？…僕は見なかったぁ。星夜は？」

星夜「俺も見てないぜ！」

ま、まじかー…

『そっか……』

奏多「探してるの？僕達も探すの手伝うよ」

星夜「あぁ！」

『ありがとう、でも大丈夫』

奏多「でも…」

『奏多くん、ありがとう。
今日は疲れてるでしょ？帰ってゆっくり休んで』

星夜「それを言うならお前の方だぜ！」

『…？』

星夜「お前！今日倒れただろ！！」

たしかに…それはそうだけど…

星夜「早く帰って、お前こそゆっくり休め！！」

『……ごめんね、星夜くん』

奏多「Aさん…」

『もう1回校内回っていなかったら帰るよ』

星夜「おう！」

奏多「気をつけてね…！」

二人に手を振って学校内に戻った