第四十九話 ページ50
セレス「苗木君。ごきげんよう。もしかして今日もわたくしと」
苗木「うん...一緒にどうかなって...」ポリポリ
セレス「まあ別に構いせんが、わたくし十一時頃から用がありますのでそれまでだったら苗木君と滑っていても大丈夫ですわ」
苗木「え？もしかしてセレスさん？今日誰かと会う約束でもしてるの？」
セレス「ハイ。ちょっとその人と大事な話をね」
そして苗木はセレスと滑り、そしてセレスは約束の時間帯に
セレス「では苗木君。ここらで失礼させてもらいますわ」テクテク
苗木「うん。じゃあまた帰ってきたら。(さてじゃあ僕も他の人と)うわ」ガス！
江ノ島「オッス！苗木！何だかあんた暇そうにしてるね！もし良かったら私と滑れらない！？私もう残姉と滑るの飽きたから」
苗木「いてて...(まあでも江ノ島さんと偶には一緒に滑ってもいいか...)」
そしてそれから二時間後
苗木「(これはいくらなんでも遅すぎないかな...？セレスさん...？もしかして)」
霧切「あら。苗木君。調度いい所にいたわね。もし良かったら私と一緒に」
江ノ島「悪いけど今はこの私様が苗木と滑ってるんだよね！だから悪いけどキリギリスには」
苗木「ごめん！ちょっと僕用があるから一旦抜けるさせてもらうよ！じゃ」
江ノ島「あ！ちょっと！苗木！」
苗木「(いくら何でも人と話すだけでこんなに遅くなるわけがない！だからもしかしてセレスさんの身に何か！)」
宿
苗木「よし！じゃあまずは靴を脱いで...」
ガシャーン！！
苗木「え...？今何だかとても凄い音が聞こえたぞ...？これは奥の部屋の方からだ...セレスさん！！」ダッダッダ！
そして僕はいきよいよく、その奥の部屋のドアを開けた。そしてそこにはセレスさんはちゃんといた。でもそのセレスさんの横には舞園さんが頭から血を流して倒れてて、しかもセレスさんは
体中血まみれで、手にはあの休憩室の横に立てかけてあったハンマが握られていて、セレスさんはまるで魂が抜けたように座りこんでいた。
セレス「苗木君...わ...わたくし」ボタボタ
僕はこの時これは何かの演出だと思った。でもそれが演習じゃないって僕の頭でわかった瞬間、僕は
苗木「う...う...うわああああああああああああ！！！」
大声をあげていた。そしてここで僕達の楽しかった合宿は終わりをつげた。そうここから始まってしまったんだ。あの僕らの日常ではありえないあの現実に
日常編→非日常編
ダンガンロンパ...
続く
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作者名：BF | 作成日時：2015年2月18日 19時
