第三十八話 ページ39
十神「ふん！どうやらこの勝負俺の勝ちのようだな！苗木！やはり愚民はいつまでたっても愚民というわけか！」
石丸「あー！何と言う事だ！苗木君がドンドンと十神君に離されていってしまう！このままだと苗木君が負けてしまうぞ！苗木君！お願いだから勝ってくれ！僕らの庶民代表として！頼む！」
セレス「苗木君...」
苗木「(クソ...！やっぱり十神クンはスキーだけじゃなくてスノーボードも一流だ...！このままだと僕が負けてしまう...！どうにかしてこの差を埋めないと...)」ザー！
苗木「(うん...？そういえばここって結構カーブが多い場所だよな...だから曲がるのが...そうだ！もしかしたらこのまま曲がらないで直線で突っ切れば、ショートカット出来るかもしれない！しかしその分危険度もます...でもこれをやらなきゃ僕みたいな奴が十神クンになんて勝てっこない！だからここは迷わずいくよ！人は頑張れば)」
苗木「(希望は前に進んでくれるんだ！！必ず！！)」バ！
大和田「な！あいつ！」
山田「おお！ここでなんと苗木誠殿！カーブを曲がらずそのままコースをショートカットしました！」
十神「な！何だと！？」
江ノ島「やっぱり苗木は毎回毎回私の予測をハズしてくれるよね！まあだからこそ、この僕も苗木君の事が好きなんだよ！だって君より面白い奴なんてこの世にいないんだからね！うぷぷぷ！」
苗木「(よし！上手くいった！後はこのまま...)うわ！！」バス！
不二咲「あ！苗木君がバランスを崩した！このままだとコースを外れちゃう！」
霧切「それだけじゃないわ！しかもあそこは密林だらけで雪の質も全然なってない！しかもこのスピードで木になんて激突したら！」
朝比奈「さくらちゃん！！早く！！」
大神「ぬわああああ！！！苗木！！！」ドドドド！
舞園「でも大神さんのスピードでも全然間に合ってません！」
苗木「うわぁ！クソ！頼む！止まって！止まってくれ！」ザザザ！
石丸「危ない！木に激突するぞ！」
大和田「苗木！！！」
ザン！！
苗木「え...？」
？「たっく！手間かけさせるんじゃねぇーよ！まこちん！折角白夜様の滑りを堪能していたのにあんたがショートカットなんかするから！こんな面倒な事になっちまっただろ！ま！でもまこちん大怪我したらこまるも悲しむかもしれねぇーから今回ばかりは助けてやるよ！まこちんの事をね！」
苗木「ジェー…ジェノサイダー翔...」
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作者名：BF | 作成日時：2015年2月18日 19時
