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第三十四話 ページ35

101号室

江ノ島「お!やっと帰ってきたね!苗木!ったくあんたが帰ってくるのが絶望的に遅いから私が勝手にあんたの分まで布団引いといてあげたよ」

苗木「ありがとう。江ノ島さん。僕ももう舞園さんに色々と問い詰められて疲れちゃったから、布団をひいといてくれて助かるよ」

江ノ島「それと残姉が壊した窓ガラスの件だけど、とりあえず私が後日金を払うって事で何とかなったよ。まあその話を聞いたあのオーナー超絶望的にひいてたけどね。ってかさっき残姉の部屋見て来たけど、104〜108号室まではベットなんだね。ま!明日はそのどれかに泊まりたいな!でも苗木がいるならどこでもいいんだけどね!私は」

江ノ島「って事でそろそろ寝るから部屋の電気を消すよ。苗木」

苗木「...」

江ノ島「大丈夫!大丈夫だって!さすがのあたしも寝ているあんたの事を襲うまねはしないっての!それじゃあ苗木!さっさと寝間着に着替えて、着替え終わったら電気を消してね!あたしはそれまでムジュラやってるから!」

こうして僕はこの日江ノ島さんと一緒に寝る事になったのだが...

1時間後

江ノ島「ぐがー!ごー!スピー!」ゴワァァァ!!

苗木「(うう!なんていびきなんだ!こんな大きな音じゃゆっくり寝つく事が出来ないよ!おまけに...)ふご!!」バシィ!

苗木「(この何という寝相の悪さ!これじゃあいつまでたっても寝るに寝れないよ!仕方ない!ここは一つ江ノ島さんから遠ざかろう!確かにこれじゃあいびきは防げないけど、少なくとも寝相の被害にあう事は)」ヒョコヒョコ

ゴロゴロ!

苗木「え...?」ガシ!

江ノ島「うぷぷ!残念!あたしから逃げれると思った!?なえーぎ!」

苗木「(今の僕の状況をわかりやすく皆に簡単に説明すると、僕は)」

苗木「(江ノ島さんに抱き付かれてホールドされた...っていうかこれはマズイって!このままだと興奮してしまって眠れない!早くなんとか脱出しないと)」バタバタ!

そして翌朝

江ノ島「あーあー!良く寝た!こんなに寝たのいつぐらいだったかな!?確か一か月前ぐらい」

苗木「...」ドヨーン

江ノ島「どったの?苗木?そんなに大きなクマを目の下に作って?それよりもしかして今苗木すっごく絶望してる感じ!?それだったら昨日私も苗木と一緒に寝てよかった!よかった!」

苗木「うん...主に君の寝相の悪さといびきに僕は絶望したよ...(しかも寝言が苗木好き...とかって...本当にどんな事考えてるの...?江ノ島さんって)」

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作者名:BF | 作成日時:2015年2月18日 19時

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