第十四話 ページ15
霧切「...」
七海「むにゃ...」
霧切「...。これは完璧に七海先輩は熟睡モードに入ってるわね...まあ先輩を起こすのも可哀想だからこのままにしておきましょう...じゃあ七海先輩。合宿に行ってきます」
七海「むに...(行ってらしゃい...霧切さん...)」スピー
狛枝「いい加減に苗木クンにちょっかいをだすのはやめてくれないかな?江ノ島さん?君みたいな奴に苗木クンが付きまとわれるとはっきり言って苗木クンの希望が萎れていってしまうんだよ。そう君みたいな絶望に付きまとわれるとね」
江ノ島「ぷぷぷ!そんな小さな事で苗木の希望が萎れるわけないじゃん!狛枝先輩!だってあいつの希望は私の絶望と同じぐらい強いんだからね!っていうか狛枝先輩。あんた一つ言っておくけど」
江ノ島「あんたは絶対に希望になんてなれない。むしろあんたは私と同じ絶望だよ。狛枝」
狛枝「は!何を言っているのやら君は!いいかい!江ノ島さん!僕にとっての希望は」
江ノ島「皆の希望の踏み台になる事なんでしょ。でもね。あんた達のクラス全員、私がちょこちょこっと手を加えてやればすぐに絶望させる事なんて簡単な事なんだよ。まあ日向先輩はちょっと苦戦するかもしれないけど」
江ノ島「でも所詮日向先輩は苗木よりは大きくない希望。それに(私には見えているんだよ!日向先輩!あんたの中に潜む)」
江ノ島「(もう一つの人格がね!うぷぷ!だからそいつを上手く使えば日向先輩も!)」
江ノ島「とまあそんなんだから私は今まで通り苗木にはちょっかいをかけ続けるよ!苗木をいずれ私の側に置くためにね!」だらだら
狛枝「(こいつは一体なんだ...?さっきから言っている事がめちゃくちゃだ...まあでもこんな奴の戯言ぐらいで僕の希望は絶対に折れないけどね!あは...あっははははははは!!!)」
西園寺「うえへーん!おにぃ!セレスが!セレスが!」グスグス!
日向「ハイハイ!わかったから!わかったから!じゃあ苗木。合宿。存分に楽しんでこいよな」
苗木「はい!思いっきり楽しんできます!日向先輩!」
こうして僕達は先輩達に見送られながら学校を出発した。そしてそれから5時間後、無事学園長が予約していた民宿についたのである。
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作者名:BF | 作成日時:2015年2月18日 19時