イカれた聖職者【文スト】

８． ページ8

教会に帰ってきたA。何重にも頑丈に施錠された扉を開け中に入る。









中に入り買ってきたものを袋から出し、教会の奥にある冷蔵庫の中に収納する。









『今日の夕飯はハンバーグにしましょうねぇ』









Aはそう独り言を呟きながらハンバーグを作り始める。









そして完成したハンバーグを持って鎖で頑丈に閉ざされている扉を開けその中に入って行った。









扉を開くと、そこは地下へと通じる階段がありAは蝋燭の火を灯しながら階段をゆっくり降りていく。









そして最深部に到着しそこの扉を開くと、中には大量の棺桶が置かれていた。









Aはその中の一つの棺桶を開くと、そこにはこの教会の神父が眠っていた。









『神父様、お夕食をお持ちしましたよぉ』









Aがそう云って神父の死体に触れると、神父はひとりでに動き出す。









そしてまるで犬のように神父はAの持ってきたハンバーグを貪り始めた。









『あらあら、お口が汚れていますよ神父様』









微笑ましそうにそう云うA。









皿の上のものが全てなくなった後、Aは神父を寝かして棺桶の蓋を閉じた。









『おやすみなさい、私の可愛いお人形さん達……』









そう云ってAは上の階に戻っていった。

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