イカれた聖職者【文スト】

１７． ページ17

それからしばらくして、目的の駅に到着しAとQは春野とナオミと一緒に列車を降りる。









列車を降りたところには、武装探偵社の虎の異能力者、中島敦の姿があった。太宰はどうやらその場にはいない様子。









敦「春野さん！ナオミさん！ご無事でしたか！」









ナオミ「えぇ……でも真逆事務員が狙われるなんて」









敦「安心してください。僕達が避難地点まで護衛しますから！」









敦は胸を張ってそう言った。









ナオミ「そうだ、紹介しますわ。列車の中で知り合ったのですけど……」









ナオミがそう言うと、QとAが列車から降りてくる。









敦「おっと」









Qは意図的に敦にぶつかり、不適な笑みを浮かべた。









そして敦は、Qの腕を見てゾッとした顔になる。









Qの腕には剃刀が包帯で巻き付けられていて、敦にぶつかったことで腕が傷つき血が滴り落ちていた。









Qの持つ不気味な人形は声高らかに不気味な笑い声をあげる。









そして……人形が破れ、Qの異能が発動した＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿









壊れ行く敦の精神を見て、Aはひっそりと笑みを浮かべていた。

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