イカれた聖職者【文スト】

１５． ページ15

痣が浮かびあがり、Qの持つ人形が不気味な笑い声を響かせながら真っ二つに裂けていく。









Q「さぁ……ぼくを楽しませて！！」









しかし、痣が浮かびあがったAは、狂気を見せるどころか顔色一つ変えない。









それを見たQは異変に気付く。









Q「なんで……何で壊れないの……？」









Qの焦り様を見て、鴎外は不適な笑みを浮かべていた。









そしてAはQに一歩ずつ近づいていく。









『怖がらないで。私は貴方と仲良くしたいの』









Q「っ……」









QはAを見上げる。その表情はまるでお化けでも見たかのような顔だった。









森「Q、これで理解したと思うが、シスターには君の異能は効かない。









だから安心してお出かけしてきなさい」









Q「こ、この人と……？」









『よろしくお願いしますね、Q』









Aのその変わらない笑みに、Qは警戒していた。









Aについていた痣は、いつの間にか消えていた。









森「さぁ……三社戦争は既に始まっている」

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