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188. ページ38

グ「と言うわけで、君を雷門に帰してあげたいのはやまやまなんだけど、生憎僕達も忙しい身でね。








もうしばらくはここにいてもらうことになるわけだけど」








『その辺に放りだしてくれれば勝手に帰るから』








ガ「生意気な女だ」








グ「ガゼル、女の子には優しくしてあげなよ」







そう言いグランはそっとAの拘束を解いた。








グ「さてどうする?もうしばらくここで待つか。それとも路頭を彷徨うか」








『っ……どうせ選択肢は一つしかないんだろ』







ガ「中々頭のいい女だな」







グ「じゃあAちゃんは悪いけど、俺の部屋で一緒に過ごしてもらうことになるけどいいかい?







一応、監視のためにね?」








『なんでお前なんだよ……』








グ「顔見知りの方が君もいいだろう?生憎、一人部屋は牢屋しかなくてね。







そこよりかはいいと思うけど?」









『……わかったよ』









Aはグランについていくことにした。

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年3月24日 12時

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